緊急事態

2007年6月30日 日常
 昨日、母が入院しました。

 週頭頃から咳が止まらなかったのですが、ついに検査入院と云うことで。

 それなりにお仕事が忙しい私と、戦前生まれで基本的に家事ができない&家事は超依存的な親父が残されました。
我が家のライフラインは壊滅状態です。

 具体的には、今週は晩飯に出来合いの弁当しか喰っていません…

 私は、今日もお仕事、明日もオシゴトw

 ど〜しよ〜

 真の緊急事態は、7月20日から予定されていた両親の海外旅行なのですけどね。
旅行代金の82万円を、振り込むべきかやめるべきか、それが問題だ。
 年金記録の問題で、非常におかしな世論が形成されつつあります。
曰く、「社会保険庁の職員がボーナスを貰っているのが許せない」「社会保険庁の職員はボーナスを返上するべきだ」と。

 無責任かつ刺激的な発言が、テレヴィジョンと云うメディアでうけるのは理解できるが、さりとて一部の莫迦の浅慮な発言を、ニュース系の番組でさえ積極的に取り上げて放送している。
蒙昧な大衆はそれに簡単に流され、物事の本質も背景も理解しないまま、軽薄な世論が形成されていく。

 よく考えてみて欲しい。
 政治屋共が自分のボーナスの返上できる分を返上するのは、選挙を睨んだパフォーマンスでしかない。奴等は、「法律上返上できない」議員歳費で大衆からみれば巨額といえる報酬を得ており、ボーナスの一部を返上したところでその生活に全く痛痒を感じない。
しかも、勉強不足のマスコミは、政治屋共のコメントに体よく騙されている。一部のメディアの伝えるところでは、彼らの一部は「ボーナスの全額を返上」と報道した。しかし、議員歳費部分の返上は、国会議員による寄付行為に当たる為に不可能なのだ。「閣僚として受け取る部分の全額」と云う注釈付きの報道が正しいのであって、更にそれが全ボーナス額の何割に当たり、金額はいくらかを詳細に大衆に知らせてくれればいっそメディアとして立派だと想うが。
…まぁ、それをやればパフォーマンスどころか逆に反感を買うことを解かり切っている権力者側が、そんな報道をさせるとも思えないが…
一般の社会保険庁職員は、その殆どが、今無責任に「ボーナスを返上しろ」と騒いでいる大衆と同じように、何の権限も、勿論今回の事件に直接責任も持たない一般の職員でしかない。そしてその殆どが、それを返上させられたら生活に直接大きな打撃を受けるのだ。  

 例えば、ゼネコンなど。繰り返し繰り返し贈収賄や談合などで国民の財産たる税金を不当に損失させている奴等の、その一般職員に対して、貴様らいちどでも「ボーナスを返上して税金を弁償しろ」と主張したことがあるのか。

 そしてあまりにもお粗末で卑怯で無能なのが、社会保険庁の高官共。
自分たちのボーナスの一部返上は、まぁいいだろう。一般職員に対して、ボーナスの自主返上を呼びかけているそうだが、こういった類のものが、過去に一度でも、本当に「自主」だった例はない。
確かに、自由意志によって、返上を拒否はできるだろう。しかし、組織ぐるみでこういった号令をかけた場合、必ずその拒否は記録され、それを原因とした職場内のいじめや処遇差別などが起こることは目に見えている。
現在の日本と云う、労働基準法が形骸化し尽くして職場環境が無法地帯である国で、そういったことになれば、その先どうなるのか。サラリーマンのうつ病が多発し、子どもの比ではない、そして他国に比べて非常識な程高い自殺率が総てを暗示している。
しかも、ボーナスを返上させて、どうするのか。それらは、年金に充てられる訳でもないのに。職員のモラルの低下を招き、事態をより混沌とさせるだけである。

 どうにも、減点主義過ぎる日本人には、個人単位に責任を押し付けてそれを苛め抜く習性が顕著に見られて嫌なのだが、本当に必要なのは、問題の解決と再発の防止だろう。

 個人にとって見れば、確かに「消えた年金」かもしれないが、確実に支払っている限り、国が「受け取った年金掛け金」は実在する。消えてはいないのだ。消えたのは、特定の個人が払ったと云う記録だけである。それらを効率よく整理することこそが、現在急務なのであって、この点に関してのみ、現政権の姿勢は正しい。

 世論と云うものは、影響力のあるマスコミが刺激的な言葉を使って煽れば、とても簡単に、熱狂的、狂信的に、自分ではない反論できない立場の者を責める風潮に染まる。
以前、刑罰について述べた時にも記述したが、簡単に被害者感情に迎合する措置を取るのは、権力の在り方として、危険極まりない。

 簡単に誰かを責める前に、起きている事実と原因を見極め、建設的な解決策を考えるべきである。事故や事件の総てに、100%の悪人や原因者が存在する程、世界は単純ではないのだから。
 現在、公共交通機関で通勤している訳ですが、この3ヶ月で、非常に気になった、もしくは気に入らないことがあります。

 私の居住地は名古屋市の中でも酷い田舎で、野生の雉が生息しているようなところなんですが、それでも近年住宅地として開発が進み、大変な勢いで人口が増えています。

…にも拘わらず、バスの本数は少ないまま、バスの停留所の前後100メートル以内に横断歩道が無いなど、公共の足としての機能はお粗末なものです。
都市計画の担当者が、余程の無能だったのだろうと想う程なのですが…

 上記の凄惨たる状況も気に入らないのですが、それにも増して非常に気に入らないのは、バスの運転士の言葉です。

 混雑時、朝のラッシュ時などにおなじみの、「もう少し詰めてください」と云うヤツ。

 関東・東京圏の異常なラッシュ、これ以上は危険で不可能な程、本数を増発した上であの状況であれば、仕方ないと想う。
本数が少なくてバスを延々待たなくてはいけないような状態なのに、やっと来たバスが酷い混み様で、しかも中までぎっしり詰まっているにも拘らず、まだ乗れないでいる客が居る。そんな中で、件の台詞。

 耳にする度にぷち切れる。流石に衆人環視の中で怒鳴り付ける程ブチ切れはしないけれど。

 客に対して充分なサービスを提供していないくせに、その客に対して要求をするとはどういう了見なんだ。
明らかに利用客数に対して、提供するべきサービス=バスの本数が不足しているのだ。客を莫迦にした台詞を吐く前に、適正なサービスを提供するのが先だろう。
例えれば、現状は、2人前の食事を3人に提供した挙句、3人分の料金を取っている状況なのだから。
詰めろと客に対して要求する程バス内がぎっしり詰まっているのだから、当然本数を増やしても採算は取れるはずである。本来、満席の客を乗せていれば黒字になる筈であって、満席に近い利用者数があっても採算が合わないというのであれば、そもそも料金設定と経費のかけ方がおかしいのだから。

 公共交通機関と云うものは、独占企業である。それだけが唯一の移動手段である客にとって、どんなに不満があっても利用せざるを得ない。
しかし、だからこそ、客の満足度に対して、充分に気を配るべきではないのか。

 待たされた挙句にすし詰め状態のバスに乗せられる客が、いつまでも文句も言わないなどと甘ったれているなよ…
 エクソダス発売以来、《ドルイドの誓い/Oath of Druids》は非常に強力な、アーキタイプであり続けました。日本選手権やAPACを支配したスタンダードのみならず、エクステンドでも、オースデックは殿堂入りプレイヤーであるボブ・メイヤーに拠ってプロツアー優勝デックとなっています。

 その対クリーチャーデックに対する強力なコントロール力は、それぞれのフォーマットでのクリーチャーデックをほぼ根絶させ、ついにはエクステンドでの禁止カード入り、そして当然のようにレガシー環境下でも禁止カードに指定されています。

 ところが、この超強力なエンチャントは、ヴィンテージ環境では制限されていません。4枚使えます。
しかし、長らく瞬速系コンボが主流であったヴィンテージ環境では、クリーチャーデックがメタ上に殆ど見られなかったことから、この《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を使ったデックは殆ど存在しませんでした。2004年夏頃迄のことです。

 しかし、2004年秋、コンセプトに日本をフィーチャーしたセット、神河物語が発売されたことで、ヴィンテージのメタが大きく変わりました。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を中核に据えたデックは、まず対戦相手がクリーチャーをコントロールしていない限り、只の低速コントロールに陥ると云う欠点を内包しており、そのことがそれまでヴィンテージでオースデックが存在しない理由でした。しかし、神河物語で1枚のランド、スタンダードでは殆ど使われなかった土地が、ヴィンテージのメタを激変させたのです。

 そのランドこそ、《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》です。

 好きな色マナをひとつ生み出せる代わりに、対戦相手のコントロール下に1/1のスピリット・トークンを1体与えてしまうこの土地は、通常でしたらデメリットになる部分が、オースデックを使う場合には強力なメリットとなります。

 2004年秋、いちばん最初に成功したオースデックは、よく調整はされていましたが、実にシンプルなものでした。カウンターオースの形態から、採用されているクリーチャーは《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》と《夜のスピリット/Spirit of the Night》の2体。それぞれ飛行と速攻を持っており、トランプルとパワー6と云う大きさ。オースを2ターン起動すると、合計18点のダメージを叩き込めます。フェッチランドなどで相手のライフが勝手に減っていることを期待すれば、それだけで勝てる計算になります。
1ターンめに、MOXと果樹園からオースを貼って、手札に《Forec of Will》を抱えていれば、ほぼ勝ちゲームです。ここでMOXではなくて、《Black Lotus》から青マナ3つ出して、《Time Walk》まで撃ってしまえば酷いものです。

 当然、すぐに対策が採られることになりました。基本かつ古典的な《剣を鍬に/Swords to Plowshares》をフル投入することから始まって、対象の攻撃クリーチャーをタップし、そのクリーチャーからのダメージを総て軽減するランド《Maze of Ith》の採用、対象のレジェンダリークリーチャーをオーナーの手札に戻させるランド《Karakas》の採用など。
特に《Karakas》の採用に至って、手札に戻ってしまった高コストのクリーチャーを簡単に場に出せなくなったオースデックの隆盛は、いったん収まります。今でも有力なアーキタイプのひとつではありますが、メタを支配するほどではありません。

 さて、この《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を中核に据えながら、全く違うコンセプトで、ひとつのデックがデザインされました。
それが、WFCで圧倒的な勝率を誇る、エターナル・オースです。デックリストは、過日のブログをご参照ください。

 このデックの最大の特徴は、クリーチャーに、デック名にもなっている《永遠の証人/Etrnal Witness》を採用していることです。そして、結果としてそのことが、膨大なアドバンテージをもたらすことになるのです。
そもそも、オースデックと聞いて万人が考えるものと、その基本構成からして違います。デザイナーでもあるChickenatog氏が昨年GenConに遠征された際、通りがかりでそれを見ていたらしい人物がブログに、「スゲー愉快なデックを見たぜ!」みたいに書いていたのですが、彼が想像したデックは青緑2色のカウンタータイプでした。しかし、実際にはカウンターなど1枚も採用されていなのです。

 《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を起動した際、当然その挙動として、採用されているクリーチャー、この場合は《永遠の証人/Etrnal Witness》が場に出た時、それより「上」にあったカードは総て墓地に置かれます。そして、《永遠の証人/Etrnal Witness》が場に出た場合、その充分に肥えた墓地の中から、好きなカードを手札に入れることができます。
つまり、このデックは最初の段階で、オースが起動する限り、毎ターンタダで《悪魔の教示者/Demonic Tutor》を撃っているようなものです。そして、その後、通常のドローステップが来ます。
毎ターン追加ドローができるカードでさえ強力なのに、ドローどころか毎ターンチューターしている訳ですよ。しかも、オースの数だけ。

 このデックの最終的な目的、勝利手段は、《Zuran Orb》と《素早い支配/Fastbond》《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》を場に揃え、無限マナ&無限ライフを確立してから、《生ける願い/Living Wish》で《ラースの果て/Rath’s Edge》を調達し、無色の無限ダメージを叩き込むことです。それぞれデックに入っている枚数は少なくても、オースを繰り返し起動しているうちに確実に手に入りますよね。

 そして、このデックを安定して勝てるデックにさせているギミックのひとつが、《時間移動/Time Walk》です。《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》を使って《時間移動/Time Walk》をプレイし、続く自分のターンに《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を起動して《永遠の証人/Etrnal Witness》を場に出すと、再び《時間移動/Time Walk》が手札に戻ります。所謂、「ずっとオレのターン!」ですよw
勿論、その間通常ドローができているので、手札と土地でかなりのアドバンテージ差を取れる筈です。

 プレイングが結構難しいこのデックですが、いちばん簡単に使うには、まず《ドルイドの誓い/Oath of Druids》をなんとか2枚貼ることです。そこまで生きていれば、1枚目の起動で《時間移動/Time Walk》を、2枚目の起動でその他の必要パーツを回収することで確実に勝利条件へ近づくことができます。
勿論、これを鵜呑みにして、最初のオース起動でオースを回収していたら負けた、と云う状態も発生し得るので、何を回収するのか、その判断こそがこのデックを使いこなすキモだということは念頭に置いておいてください。
個人的には、2枚目のオース>《時間移動/Time Walk》>《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》>その他のパーツ、こういった優先順位で回収していきたいと想っています。

《永遠の証人/Etrnal Witness》を何らかの方法でライブラリに必ず存在する状態にできれば、無限ターンが発生します。その為に、このデックでは《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》と《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》と云う2種類のランドも採用されています。前者は場にある証人を墓地に落として、後者は墓地にある証人をライブラリトップに戻します。また、証人を墓地に落とし、かつ相手の妨害手段を減らす為に、《陰謀団式療法/Cabal Therapy》が採用されています。
重要なのは、《永遠の証人/Etrnal Witness》を4枚とも場に並べてしまい、次のターンのオース起動で何もできないと云う状態に陥らないことです。この状態に陥らない為に、場にある攻撃できる証人は総て攻撃に参加させるべきです。当然、対戦相手はこちらが与えたトークンをコントロールしているはずですが、主目的は証人を墓地に落とすことです。ブロックしてくれれば狙い通り。ブロックされなければ、クロックになります。
 古いヴァージョンでは、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》が採用されていました。《時間移動/Time Walk》を使い回せる状況になれば、場の証人を墓地に落とした上で追加の手札まで齎してくれるこのカードは、アドバンテージの塊です。墓地に落ちた証人は、《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》に拠ってライブラリ内に戻され、無限ターンを齎してくれます。私はこちらのバージョンのほうが、使い易くて好きですね。

 現在のヴィンテージ環境では、殆どの場合メインから、少なくともサイド戦からは厳しい墓地対策が採られるはずです。ヴィンテージの多くの有力デックは、墓地をリソースとして利用していますから。
この場合、純粋にオースで《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》を場に出して、高速で殴り勝つ戦略に切り替えることで、対戦相手のサイドボード戦略を全く無効にすることができます。解かっていても、この両方に同時に対策を採ることは難しいと想われます。不可能ではありませんが、あまりこのデックだけをガンメタし過ぎると、他のデックに勝てなくなるでしょう。

 あらゆるギミックが、タイムアドバンテージと質の高いハンドアドバンテージを得られるようにシナジーされており、瞬殺では無いものの、いちど型に嵌めてしまえば相手にターンを渡さずにコンボの完成まで持っていけるシステムを内包している。
それが、このエターナル・オースと云うデックなのです。
優勝 フジイタカユキ氏 エターナル・オース
メインボード
 4:Polluted Delta
 4:Tropical Island
 3:Bayou
 1:Underground Sea
 3:Forbidden Orchard
 1:Strip Mine
 2:Wasteland
 1:Phyrexian Tower
 1:Volrath’s Stronghold

 1:Black Lotus
 1:Mox Pearl
 1:Mox Sapphire
 1:Mox Jet
 1:Mox Ruby
 1:Mox Emerald
 1:Sol Ring
 1:Zuran Orb
 2:Crucible of Worlds
 1:Engineered Explosives
 1:Fastbond
 1:Crop Rotation
 4:Oath of Druids
 2:Gaea’s Blessing
 3:Living Wish
 1:Ancestral Recall
 4:Brainstorm
 1:Time Walk
 2:Echoing Truth
 3:Cabal Therapy
 1:Vampiric Tutor
 1:Demonic Tutor
 1:Pernicious Deed

 4:Eternal Witness

サイドボード
 1:Forbidden Orchard
 1:Wasteland
 1:Phyrexian Tower
 1:Volrath’s Stronghold
 1:Rath’s Edge
 1:Akroma,Angel of Wrath
 1:Guilded Drake
 1:Trinket Mage
 1:Withered Wretch
 1:Gorilla Shaman
 1:Energy Flux
 1:Pernicious Deed
 3:Leyline of the Void

第2位 ナカムラ フミタケ氏 グリーンビート
メインボード
 4:Bayou
 3:Tropical Island
 2:Underground Sea
 4:Polluted Delta
 1:Swamp
 1:Forest
 1:Island

 1:Black Lotus
 1:Mox Jet
 1:Mox Emerald
 4:Dark Ritual
 1:Vampiric Tutor
 3:Rancor
 4:Duress
 1:Ancestral Recall
 1:Mind Twist
 4:Hymn to Tourach
 3:Seal of Primordium
 2:Umezawa’s Jitte
 1:Time Walk
 2:Deabolic Edict

 4:Wild Mongrel
 4:Tarmogoyf
 4:Dark Confidant
 3:Phyrexian Negator

サイドボード
 3:Pernicious Deed
 1:Swamp
 2:Leyline of the Void
 2:Caller of the Claw
 1:Deabolic Edict
 3:Withered Wretch
 3:Engineered Plague

第3位 スズキエイジ氏 Stax
メインボード
 4:Mishra’s Workshop
 1:Strip Mine
 4:Wasteland
 2:Ancient Tomb
 4:Volcanic Island
 1:Tolarian Academy
 2:Shvan Reef
 1:Flooded Strand

 1:Black Lotus
 1:Mox Pearl
 1:Mox Sapphire
 1:Mox Jet
 1:Mox Ruby
 1:Mox Emerald
 1:Mana Crypt
 1:Sol Ring
 1:Mana Vault
 4:Smokestack
 3:Tangle Wire
 4:Chalice of the Void
 3:Crucible of Worlds
 1:Trinisphere
 1:Sphere of Resistance
 4:Thirst for Knowledge
 1:Tinker
 2:Intuition
 1:Mystical Tutor
 1:Ancestral Recall

 4:Goblin Welder
 1:Karn, Silver Golem
 1:Sundering Titan
 1:Triskelion

サイドボード
 1:Engineered Explosive
 1:Triskelion
 1:Sphere of Resistance
 3:Tormod’s Crypt
 2:Gorolla Shaman
 2:Echoing Truth
 1:Duplicant
 2:Pyroclasm
 2:Rack and Ruin

 優勝の藤井さんは、ウチの大会では実に強い。8回のうち、今回で半数の4回目の優勝の筈。そして、このエターナル・オースは実に安定した成績を挙げている。

 2位の中村さんは、今回が初参加。確か、初ヴィンテージでしたっけ?使用されているパワー9は、レンタルされたもの。レンタルが稼動して上位に入るのは、主催者として素直に嬉しいです。タルモゴイフが思ったよりもデカくなるんですね。かつてのミラクルグロウを彷彿とさせます。

 3位の鈴木さんも、Staxで安定した成績を残されている方。同系対決の時など、経験の差(?)で確実にアドヴァンテージを稼いで勝利されています。

 今回リストは掲載しませんが、4位には、PT横浜サイドイベントのヴィンテージの準優勝者、久保田さんが遠征されています。スタンダードで今旬な、ナルコブリッジ。その原型は、彼の0マナリアニメイトデックです。
そうそう、この久保田さんと、ニコラさんの二人はパワー9を1枚も使っていません。「Bazaar of Baghdadは4枚使っていますけど」

 少ない参加者ながら、3名の関東からの遠征組をお迎えできて、とても嬉しかったです。8月の東海道は、今とカードプールは変わらないのですが、どうなるのでしょうね。今から楽しみです。
 WaterForest Cup Vintage#8は、10名の参加者でスイスラウンド4回戦が行われました。

 優勝は、既に当大会では優勝の常連、chickenatog氏のエターナルオースでした。3−1の成績で3名が並び、優勝者と2位の方はプレイヤーのゲーム勝率で明暗が分かれると云う接戦となりました。

 トップ3のデックリストなど、詳細は続報をお待ちください。

 続いて、東海道ヴィンテージ名古屋ステージの日程は、8月4日土曜日に決定しました。
場所は、名古屋市港湾会館3階、いつものように、午前9時半から10時半まで受け付け、参加費は1000円。
今回は名古屋でもトップ8のプレイオフもやりたいと考えております。

 関係各位は、日程調整のほど、よろしくお願いします。
 私は、結構なペースで葉巻を消費しています。

 なので、海外からの通販で葉巻を買っているのですが、何と云うか、いちいち関税などを支払っても3割以上節約できるので。

 で。現在発注した荷物が届くのを待っているのですが。

 現在、荷物のトラックサービスが充実していて、自分の頼んだ商品が今どこにあるのか判って安心できる、そういう時代ですよね。

 つい今しがた、郵政省ゆうびんサイトを確認しました…

「状態発生日:6月16日19:15」「状態:発送」「詳細:空白」「郵便局名:名古屋郵便集中」「郵便番号:469-8799」「県名等:愛知県」
以上、サイトで得られた情報。

…えーっと、今現在、6月16日の17:15なんですが…
同じ名古屋市内で、時差があるなんて私は知らなかったよ。

 とりあえず、堂々と大嘘をサイトで提示されて、俺、こんな役所に対して関税とか委ねなければならないの!?
 次の日曜日には、ヴィンテージの公認大会があります。
関東から、Arvelさんやニコラさんも参加表明していただいていますので、ぜひ多数の参加者で迎えたいところ。
…よろしくお願いします。

 そうですね、がんばって優勝賞品にはDCI-Foilの、《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》を出しちゃおうか!(マヂ

・WaterForest Cup Vintage#8
・DCI公認MTG レギュレーションVintage
・2007年6月17日(日)
 午前9時半受付開始、10時半受付終了
・会場は、名古屋市港区 港湾会館
・参加費 1000円(16日午前0時までに予約をされた方は、参加費800円)
・定員 一応50名
・スイスラウンド3〜6回戦
・賞品 特製アーティストプルーフ、DCIフォイルなど

 何時もいつも言っていることですが、不足しているカードがあれば、事前にご連絡いただければP9始め私が所有しているカードは何でも貸せます。
寧ろ、無理に揃えなくても、とりあえず借りて遊んでみたい、と云うポータルな大会が私の目指すところです。
…レンタルカードの稼働率、悪いんですよ…タダなのに…

 興味のある方お誘いあわせの上、ご参加くださいね。
予約されてご参加いただいた方には、ちょっとした「得」があるかも…
 先週末のドライブの結果、日本選手権予選によるレーティングの変動がありました。

 4−4で、下がっているだろうなぁと予測はしていたのですが、30近くも下がっているのは想定外でした。

 事故で負けてレーティング20下がるとか、自分元がそんなに高くもないのに、と云うかかなり低いのに、動揺が激しいです。

 やはりこれは、ジャッジ業に専念しろと云うマジック神のお告げか!?
 金曜日の夜から、ドライブに出かけていました。
 ほら、3月に新車を買ったのに、4月からの転勤で、全然乗ってなかったからね。今回の目的地は、長野県松本市でした。
ついでに、日本選手権の中部予選にも参加してきましたよ。

 金曜日、FNMが終わってからすぐに移動開始。ガソリンを入れて、オイルとフィルター交換もして、高速道路へ。途中のSAで遅い晩飯を採り、松本に最寄のみどり湖PAまで走る。夜中にPAに到着、そこで車中泊。

 土曜日は朝早く目を覚まし、松本へ。朝食を採ってから、松本城見物。

 そして、日本選手権予選に参加。
 とりあえず、MTGでお出かけした時の、現地スタッフの「なんでお前がここに居るんだ」と云う驚きの目は快感です。
まぁ、でも某レベル3ジャッジな方も、「ドライブついでに」とか言って参加されていて、私も驚かされる。

 使用したデックはSHH。Kung-Fu Magicさんで全デックリストを公開されているので、興味がある方はそちらを見ていただければ。

 結果は4−4。2回戦目の対DSの負けは、相性の悪さと相手のブン周りでどうしようもなく。3回戦目の対プロジェクトXの負けは、今考えればプレイミスのせい。《溶鉄の災難/Molten Disaster》がメインで3枚、サイドにも1枚あって、使いどころさえ間違えなければ相性は悪い訳ないのね。とは云え、あそこで土地ばかり引かなければと云う展開だったので、おまけに相手のライフ5でボブも居て、ボブ死も期待できたのに5ターン連続で土地が捲れるとか、ツイてなかった。
5回戦目の対グルール、6回戦目の対トリコロは、純粋に土地ばかり引き過ぎての事故死。それなりに相手のライフは削ってあって、場に《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》は出ていて、クリーチャーさえ引けば勝ちってところで、全部で21枚しか入っていない土地を5ターンも6ターンも引き続ければ、どうしようもないよ…

 SHHは、使っていておもしろく、それなりのポテンシャルも感じさせてくれるデックでした。特に対青は苛めに等しい。今回の予選は、みやけんさんがイゼットロンで1位通過されたのですが、途中でフリープレイした時は、かなり楽に勝てましたもの。

 まぁ、結果には些か不満が残るものの8回戦充分に愉しんで、予選は終了。

 その後、スタッフや長野のプレイヤーさんたちについて夕食へ。

 8時半頃から、酒の入らない宴会のような感じでお喋りして食べて、みんなとても愉快でいいひと達ばかりで、楽しかったです。次回長野でPTQとかあれば、宿を取って呑む体制で来ようと想いました。
11時頃までお喋りを続け、解散。

 真夜中の高速道路を疾走して、2時頃に帰宅。
 昨年から構想だけは持っていたのですが、いつか、エターナル(レガシー、ヴィンテージ)のミックスド・トーナメントを大々的にやりたいと想っていました。

 裾野を広げるために非公認で、代理カード使用可。それでも、参加者の見込みは最大でも50名程度だろうから、スイスラウンドを、ヴィンテージ3ラウンド、レガシー3ラウンドの合計6ラウンドで行い、トップ8プレイオフをヴィンテージで行う。勿論、スイスラウンドの回数は、実際の参加者数で変化しますが、6ラウンドは最低ライン。
エターナル人口の増加を狙う起爆剤的な、入り口のトーナメントとして企画すると共に、相反するかもしれませんが、多少豪華めに賞品を懸けて、日本のエターナルのチャンピオンシップ的なものにしたいと考えています。

 時期的には今年の秋、10月か11月頃を想定。

 って、先週までは唯の構想段階でした。

 週末のPTQの会場で、ふとしたお喋りから、現実に向けてほんのちょっと動きそうな気配が見えてきました。
 サイドイヴェント企画が、ひとつ、沸いてきたのです。

 「さんまんえんアンティークドラフト(仮名)」
 参加費3万円で、アラビアンナイト、アンティキティ、レジェンド、ダークの4パックでのドラフトを、DCI公認で、やってしまおうと云うもの。
パックの確保は、目処が付きそうなのね。
カードの分配方法や、賞品等、これから決めるべき問題は多々ありますが、おもしろそうだと想いませんか。
…本当なら、β或いはアンリミからレジェンドまでの4パックでやりたいとも想うのですが、莫迦高い値段になるのと、そもそもパックが揃えられそうにないことから…いや、でも希望者がちゃんと8人集まるのなら…

 ともあれ、非公認大会のサイドイヴェントに、公認の派手でお莫迦なドラフト。
未定の企画の、夢だけは広がっています。

夜のお愉しみ

2007年5月20日 日常
 PTQの後、Testing師とセリフィーヤさんを、私の馴染みのバー、ドン・ジュアンにお連れしました。

 以前書いた、ドン・ジュアンのプレ・オープンのブログに、Testing師がいい反応を示されたので、誘ってみたことから今回の宴会は実現。
 実際には、PTQが本来の会場では終わらず、BMに場所を移しての決勝となったことで、10時半からと云うとても遅い時間からの呑み会と相成ったわけですが。

 なんというか、Testingさんがここまでいい酒呑みだとは、今まで知りませんでした。新鮮な驚きと、嬉しさと、今まで知らなかったことが残念な気持ちと。
最初のギネス生から好感触を示してくれ、秘蔵のジン、「House of Lords」でとどめ。これ、名前の通り、大英帝国貴族院御用達と云う意味を持つ、スペシャルなジン。
料理も概ね好評だったようで、面目を保つことができたようです。
 今度は、禁酒法時代のバーボンかなw

 セリフィーヤさんは、余りハード・リカーに慣れていないところに、お疲れもあってややきつかったようですが。弱めのアルコールと旨い飯だけでもイケル店なので、またそのうちご一緒しましょう。

 1時過ぎまで呑んだり食べたり、喋ったりして。
朝から併せて、とても愉しい1日でした。
 過日、「6月に、サンディエゴに旅行に行きませんか」と、お誘いを受けました。
ぜひとも行ってみたいと想ったので、お誘いを受けました。

…と云う訳で、PTQサンディエゴに、プレイヤーとして参加してきました。

 チームを組んだのは、ケロヨン君。親子と言ってもぎりぎり通用するぐらい歳の差のある異色チームでした。
 ちなみに、練習はたった1回、先週のTesting師の2HG講座の時だけです。

 参加チーム数が予想以上に多く、また、プロプレイヤーも参加できるとあって、かなり壁は高かったです。

 結局、いろいろと噛合わずに、0−2ドロップと云う結果に終わり、サンディエゴ旅行はただの夢だった訳ですが…

 久々のPTQのプレイヤーは、やっぱり楽しかったです。
そして、つくづく、現在は普段遊ぶ時間が少な過ぎることを痛感しました。実際、ひと月にいちどFNMに参加できるかできないか、1ヶ月に3ラウンドしかMTGをしていなければ、そりゃあ下手にもなるよね。

 まぁ、ドロップ後はイタリア村に食事兼遊びに行って、旨いパスタとワインで人生の勝ち組を演出して来ましたが…

 本題の、PTQの方は、やっぱり時間が足りなくなって、港湾会館の閉館後別の場所で決勝が行われていました。
お疲れ様です。
 前回から約半年の間が開いてしまいましたが、久々に、公認ヴィンテージの大会を開きたいと想います。
まぁ、この大会の主催と、プレミアイヴェントへのスタッフ参加こそが、ジャッジとしての自分の存在意義だと想っているので、よろしくお願いします。

・WaterForest Cup Vintage#8
・DCI公認MTG レギュレーションVintage
・2007年6月17日(日)
 午前9時半受付開始、10時半受付終了
・会場は、名古屋市港区 港湾会館
・参加費 1000円(16日午前0時までに予約をされた方は、参加費800円)
・定員 一応50名
・スイスラウンド3〜6回戦
・賞品 特製アーティストプルーフ、DCIフォイルなど

 一応、公認大会ですので、プロキシは使用不可、全て本物を使用してください。また、版によって裏面の印刷の濃淡がありますので、裏が透明ではないスリーブを使用してください。
これもいつものことですが、カードのレンタルが可能ですので、参加したいけれど足りないカードがあるという方は、下記の予約用メールアドレスにてご連絡ください。

 前回同様、MTGEvent.jpさんの方に、告知をします。
また、今回も、
waterforest_mtg@hotmail.co.jp
にて、予約を受け付けます。ご予約の際には、DCIナンバーとお名前を明記してくださるよう、お願いします。

 大会が盛り上がるためには、多数の参加者が必要。と云う訳で、参加してくださる方、興味を持っていただいた方は、宣伝も併せてお願いできると嬉しいな。

 ひとりでも多くのご参加を、心よりお待ちしております。

眠レナイ夜ノ噺

2007年5月10日 日常
 昨夜はとても暑くて、寝苦しかった。

 なかなか寝付けずに、最後に時計を確認したのが午前3時頃だったことを覚えている。
その後、なんとか眠ったのだが、早朝、今度は雉の啼き声に叩き起こされる。午前5時頃。その後は、うとうとしかけるとまた雉が啼く、と云う酷い冗談のような、いぢめのような状態が続く。
小1時間程もそうしていただろうか、6時頃に再び眠りに落ちたが、6時40分には目覚まし時計によって叩き起こされる。
 ついうっかり二度寝をかます。

 7時頃慌てて飛び起きる。(今は、7時01分のバスに乗っているのだ)

 一瞬、車で行こうか考える。自動車通勤の方が、遙かに掛かる時間が短いのだ。しかし、あまりの睡眠不足具合に、本気で生命の危機を感じたので、遅刻覚悟で公共交通機関で出発。

 なんとか間に合いました。
  
 今夜は、ゆっくり眠りたい…

生活の乱れ

2007年5月5日 日常
 世間様はGWだとかで、私もそれなりにお休みにはなっているのですが…

 とりあえず、4月28日土曜日がお仕事で、5月5日はお仕事で、即ち連続した長い休暇には全然なっていなくて、それどころか今のお仕事は病院の給食関係なので、実は毎日仕事のネタは発生する訳で、休日のハザマの出勤日は鬼のように忙しいです。

 それに加えて、4月27日の宴会ダブルヘッダーに始まり、4月29日の弟の所の怪獣襲来や、5月1日のプレオープンや、5月3日に友人宅でのプチパーティーなど、普段よりも忙しいわけで。

 生活リズムが乱れるだけ、平日のほうがナンボかまし、と云う感覚を味わっています。
実際、現在多少体調不良気味なのよね。

 そうそう、今日の仕事が終わってつい先程、ようやく、昨日が金曜日だったことを思い出しました。プレリパの時点では、FNMに行く気十分で楽しみにしていたのに。
実際は、疲れ果てて眠っていたら、昨日と云う曜日不祥な日は過ぎていました。

 明日はゆっくり、自宅で休養です。
 巷で噂のコンボデックですが、その余りの凶悪さに、私も慌てて手持ちのカードを確認したうえ、BMへ買い物に出かけました。

 そして明らかになる新事実。

 「先ほど、Testingさんが《Flash》あるだけくださいと言って買っていったお」

 な、なんだってー!?

 カスレア箱からなんとか必要枚数探し出してもらいました。

 「巷で噂のデック」についての詳細は、
http://diarynote.jp/d/43458/20070430.html
を参照ください。

 まぁ、私としては、《Flash》は、現在のオラクルでデザインで意図したとおりの挙動ですし、素直にオラクル変更ではなくて、レガシーで《大聖堂の信奉者》が禁止になる方に賭けます。

プレ・オープン

2007年5月1日 日常
 馴染みの店、バー・ドン・ジュアンが引越しをしました。
で、常連客だけの特別企画、プレオープンに行ってきました。

 新しいお店の場所は、駅の出入り口からは近くなり、信号も渡らなくてもいいという便利さ。今までのように9階ではなく、地階なのもプラスです。

 店内は、今までよりも明るい感じ。これは、照明が明るくなったと云う訳ではなく、壁やカウンターが、今まで黒基調だったのが、白っぽいものになったため。
多少、雰囲気が違うとともに、時間の感覚を間違えそうです。ほら、明るいと、まだ遅い時間ぢゃないって、それだけで想ってしまうでしょ。

 カウンターは狭くなって、喫煙スペースに。今迄のお店ではシガーはご法度でしたが、今度はシガーもOK。友人は既に、お店にヒュミドールを贈ったそうです。

 まぁ、どれだけお店の様相が変わっても、私と、いっしょに呑んだ友人と、呑む物や呑み方が変わる訳ではないのですが。
旨い酒を出すいいお店、その店主に私たちは惹かれてずっとこのお店に通っていたので、それは今までどおり、変わらない。

 7日がグランド・オープン予定なので、できればシガーを携えて訪ねたいです。(確実に行けるかどうか、まだ判りませんが…)
 「未来予知」のプレリリース・パーティーに行ってきました。

 先週、大々的なプレリリース・トーナメントの会場に居たのですけどねぇ。私は、全く「未来予知」のカードを見ていないので。
と云う訳で、今回はハヤカワに顔を出す。

 参加者は11人。想ったよりも集まった感じ。

 私が受け取ったパックは、なかなかいい感じ。どの色にも十分に使用に耐えるクリーチャーやスペルがあって、逆にどの色で組もうか迷うぐらい。
いつものパック運の悪さを考えると、奇跡のようです。

 結局、待機クリーチャーが4枚もあり、バウンスも充実していた青を機軸に、火力と「ナール島の領主」の赤、「岩石樹の祈り」と「ヘイヴンウッドのワーム」や到達持ちクリーチャーの緑の3色で、かなりいい感じのデックが組みあがる。3色の不安定さも、「宝石鉱山」と「広漠なる変幻地」のサポートでかなり解消されている。
勿論、ダブルシンボルは殆ど無い。たった1枚、「拭い去り」のみ。

 で、4回戦だったのですが、1回戦目を土地ばかり引くという事故で落としたものの、2回戦目以降はかなり安定して勝ちました。
序盤にテンポよく展開し、中盤から終盤にかけては5/6トランプルや6/6トランプルが押し切ると云う基本パターンが出来上がっていました。

 シールドでは、赤の6/6トランプルは強い。アップキープに相手に3枚引かれても、これがたった4マナ、4ターン目に出てしまえばかなり盤面を支配してしまいます。しかも、「時のらせん」が少なくなっていることによって、「結核」の恐怖は殆どありません。
構築では、活躍の場はあまりなさそうですけれどね。ドラフトではどうなんだろう。

 結局3−1だったのですが、どう組み合わせがされたのか、12点がひとり、9点が3人も居て、初戦で負けた私は当然のように4位だったのでした。

 まぁ、久し振りにMTGをプレイヤーで愉しみましたよと云う事で。
 昨日と同じく、午前7時半頃宿を出てタクシーにて会場入り。
 今日の最初のお仕事は、昨日のアマチュアチャレンジの続きなので、9時半迄に会場入りすればいいとは言ってもらっていたが、友人にヴィンテージのデックを貸したり、バイヤーとカードの値段交渉をしたりと、それなりにやりたいことがあったのでみんなと同じ時間で動く。

 朝のうちは個人的なスタックを解決しつつ、9時半からお仕事開始。まず、トップ4の再デッキチェックからスタート。なにせ、ひと晩持ち帰ってもらっているので、必要不可欠。で、10時から準決勝。11時前には決勝と、順調に消化できる。トップ4どころか、トップ8でもそれぞれデックのアーキタイプが違い、如何に今のスタンダード環境が豊饒かと嬉しくなる。
優勝は、ドラゴンストーム。やはり、デックのポテンシャルは高い。そして、つくづく、スタンダードは関東が強い。
トップ8デックリストは、どうなったのかな。私の手元は離れています。サイドボードに届いていなければ、そのまま公開されないかも。

 これが終了すると、ヴィンテージの受付が始まっていました。そして、私は、念願かなって(?)ヴィンテージのヘッドジャッジもやらせてもらいました。
こちらは、既にお仕事なんかぢゃない。純粋に、お楽しみです。
 そして、今だから明かされる新事実。ヴィンテージの優勝商品は、アンリミテッドからレジェンドまでの総ての特殊地形セットと云うことでしたが、実は、スポンサーであるバイヤーが、このセットを持ってくるのを忘れてしまっていました。で、優勝者にはふたつの選択肢が示されることになっていました。
ひとつめは、予定通り特殊地形セットを後日郵送。
ふたつめは、《Black Lotus(α)》。

 私とアラジン氏の、既に国内では知られたエターナルジャッジコンビ(?)に、本戦組からEric氏にも手伝ってもらい、ジャッジ3人体制と云う、昨日に比べれば遥かに恵まれた体制で、46人参加のヴィンテージはスタートしました。
 デッキチェック関係と、本部との連絡役をアラジン氏に任せ、エリック氏にはフロアと英語アナウンスを任せ、私は時々オラクルを参照しながら本来のヘッドジャッジらしい仕事をしながら、たっぷり楽しみましたとも。
エリック氏が、さすがPT本戦ジャッジで遠征してくるだけあって、とてもいい仕事ぶりで、更にヴィンテージ大好きな匂いがぷんぷんするw
時々プレイしている隣に座り込んでは、じっくりと展開を見ていたり。

 まぁ、スイスラウンド6回戦のみで終わらせるつもりだったのに、優勝商品が高価なのでプレイオフをするべきだと、WotCに強く言われてしまったために、急遽プレイオフも行われることになるなどの裏話もありつつ。
確かに、RELは競技レベルだし、デッキチェックも必須だしと納得してみたり。

 フランス人プレイヤー達がふたり、《衝動/Impulse》の後にデックをシャッフルしてしまったり、他にも、《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》をスペルキャストのマナコストの為に起動させるプレイヤーが居たり、《行き詰まり/Standstill》の誘発に対して《もみ消し/Stifle》を撃ってしまい、再度誘発されてしょんぼりなプレイヤーが居たり、私が知っている間でも2ラウンドの間に1キル2回、2キル1回とブン回ってみせたプレイヤーが居たり。まぁ素直に言えばおもしろ過ぎな、素敵な時間でした。
深刻なトラブルもなく、普通に予定時間通りにラウンドも解消でき、私は「今日は仕事していない、純粋に楽しんでる」と公言していたものです。
 我々スタッフも3ラウンドに1回はゆっくりと休憩を取ることができ、本来の予定である夜9時には間に合いませんでしたが、9時半には決勝まで終えることができました。
まぁそれでも、他のスタッフの休憩を最優先したため、自分の昼休憩が午後3時頃で、その時には既に、バックヤードにも、チキン屋にも食べ物がなく、コンビニに走ってもおにぎりもサンドウィッチも売り切れと云う酷いいぢめを受けましたがw
決勝では、今まで見たこともない、1本目8マリガン、2本目4マリガンと云うサプライズも見ることもできましたがね…

 そして、優勝商品について更にサプライズが。スポンサーのバイヤー、かなり儲けたのか、選択肢のひとつが《Black Lotus(α)》の筈が、《Black Lotus(β)》に。そして、躊躇なくこの黒蓮を選択する優勝者のフランス人クレマン氏。(噂によると、AMCにふらっと現れたらしいですね)
最初、選べる蓮がα版と聞いていた時は、他のスタッフと「秒で特殊地形セットを選択するよね」とか話していましたが、さすがにβ版では話が違うよ。白枠を既に2枚持っている私でも、この2択なら悩みますもん。

 このヴィンテージのデックリストは、盟友であるアラジン氏のブログ、CDCの日記にアップされていますので、よろしければそちらを存分にお楽しみください。

 そして総てのイヴェントが終わった後、お楽しみのジャッジディナーへ。PT本戦組は先発だったので、ヴィンテージを手伝ってくれたエリック氏とはいっしょに呑めなくて残念だったのですが、お店で挨拶と、ちょっとおしゃべりはできました。決勝の10マリガンネタはさすがに笑っていましたが、「いっしょにやれて楽しかった」と言ってもらい、とても嬉しかったです。
あと、アンディ・ヘクト氏。神戸の時にお世話になったのですが、私の顔を覚えていてくれ、これも嬉しかったですね。先にお店を出るアンディ氏とエリック氏とハグして別れ、テンション最高潮。

 焼肉で大騒ぎして、いろんなおしゃべりをして。自分も含めてだけど、こいつら本当にマジックとイヴェントが大好きなんだな、なんて感心して、PT横浜は終わりました。

 ホテル近くで8人で恒例のじゃんけんをしてタダでアイスを食べ、ホテルロビーで更に1時間ほど話し込んで、今回は解散。
次は、日本選手権かな。

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