吃驚

2004年10月17日 ゲーム
 たった1日で、アクセスカウンターが3000台から4500越えまで回っていることに酷く吃驚させられました。何がそんな悪戯をしてるのかなと想ってみると…どうした訳か「放課後まじっく倶楽部」さんにリンクされているではないですか。あんな、デックリストもなければ詳細なレポートも無い日記に、しかもヴィンテージレギュレーションに、こんなに反応があるなんて、本当に驚きと云うより他ありません。

 そこで、このままではあまりにも申し訳ないと想い、優勝者に許可を得ましたので、そのデックでも晒してみようかと。

 プレイヤー:T・F デック名:U CAN’T SEE ME
メインボード
 4:《Underground Sea(RV)》
 3:《Volcanic Island(RV)》
 2:《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
 2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
 1:《露天鉱床/Strip Mine(4E)》
 3:《不毛の大地/Wasteland(TE)》
 1:《Library of Alexandria(AN)》
 1:《Black Lotus(UN)》
 1:《Mox Pearl(UN)》
 1:《Mox Sapphire(UN)》
 1:《Mox Jet(UN)》
 1:《Mox Ruby(UN)》
 1:《Mox Emerald(UN)》
 1:《Sol Ring(UN)》
 4:《Illusionary Mask(UN)》
 4:《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MI)》
 1:《Gorilla Shaman(AL)》
 1:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
 2:《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(5DN)》
 3:《渦まく知識/Brainstorm(MM)》
 1:《Ancestral Recall(UN)》
 3:《火+氷/Fire+Ice(AP)》
 1:《Time Walk(UN)》
 3:《狡猾な願い/Cunning Wish(JUD)》
 4:《Mana Drain(LE)》
 4:《Force of Will(AL)》
 1:《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》
 2:《強迫/Duress(UZ)》
 1:《精神錯乱/Mind Twist(4E)》
 1:《Demonic Tutor(3E)》
 1:《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will(UZ)》
サイドボード
 3:《次元の狭間/Planar Void(UZ)》
 1:《誤った指図/Misdirection(MM)》
 1:《吸血の教示者/Vampiric Tutor(6E)》
 1:《投げ飛ばし/Fling(ST)》
 1:《殺し/Snuff Out(MM)》
 2:《赤霊波/Red Elemental Blast(4E)》
 2:《青霊波/Blue Elemental Blast(4E)》
 2:《もみ消し/Stifle(SCG)》
 2:《荒残/Rack and Ruin(UL)》

 トーナメント直後の優勝者のコメント。
「初戦で、いつもの調整相手のドラゴンデックとIDしたのがよかった」と云う、何と言うか、いかにも大博打に勝ちましたと云う感じのコメントでしたね。勿論、半分ぐらい(?)は冗談でしょうけど。
とにかく、昨日ちらとだけ書きましたが、基本はコントロールデックです。ただ、《Illusionary Mask(UN)》の能力で通常は場に出すことも大変な《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought(MI)》をデメリット無しに場に出すことができると云う、超強力なコンボを決め技に持っています。通常のコントロールでは間に合わないビートダウンデック相手にも、これが高速で刺されば勝ててしまいます。
今、《Illusionary Mask(UN)》が酷く高価なので簡単には組めないのですけれどね。
と云うよりも、レジェンド以前のタイプ1カードが、非常に高いのですが。

 ともあれ、昨日の大会終了時には、参加者から「来月も是非やりたい」と云う声を戴いておりますし、今回のようにいくら大手にリンクを貼られたからとはいえ、ヴィンテージの日記を1日に500人以上もの方が見に来てくださるのですから、またそのうち、本気で第2回のWaterForest杯公認ヴィンテージをやろうかと考えております。次回は、もっと新鮮な顔ぶれも集まってくれると、大変嬉しいですね。見に来てくださった方々、実際にプレイされている方も、潜在的なタイプ1に興味はあるけどと云う方も、ちょっと勇気を出して、大会に参加してみて欲しいと想います。
 そして、それこそそのうち、全国レベルで大会ができるといいな、なんて想っています。

公認Vintage大会

2004年10月16日 ゲーム
 今日は、以前から楽しみにしていた、DCI公認タイプ1大会の日でした。
私、WaterForestのレベル1認定記念で、お店に頼んで開いてもらった大会です。
直前まで、本当に8人集まるのか、ちゃんと公認でできるのかと心配で仕様がなかったのですが、ふたを開けてみれば、参加者10人と、なんとか形にはなった様子。
まぁ、参加者全員顔見知りと云うのはご愛嬌と云うことで。
また、私のパワー9は総てレンタルで貸し出され、その内のひとりはデック丸ごとレンタルと云う状態ではあったのですが。

 ともあれ、流石タイプ1。十人十色と言いますが、本当に様々なデックタイプがありました。
デック分布はと言いますと…
 ・ドラゴン×2
 ・イリュージョナリードレッドノート
 ・サイカトグ
 ・ゴブリン
 ・親和
 ・グロウ
 ・ハンデスポックス
 ・キーパー
 ・マルカデス
と、こんな具合に被ったのは2人だけと云う、実に面白いことに。

 ゲーム内容の方も、親和プレイヤーが第1ターンに場に10個ほどのアーティファクトと《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy(UZ)》を展開して相手が渋い顔をしたり、ドラゴンデックのコンボ起動にスタックされた《悪魔の布告/Diabolic Edict(TE)》が見事に刺さりパーマネントを総て失ったり、キーパーのはずのデックがランデスで勝っていたりと、かなり愉快なゲームが繰り広げられました。

 4ラウンドの大会を終え、優勝したのは、イリュージョナリードレッドノートのFさんでした。基本はコントロールデックながら、《Illusionary Mask(UL)》と《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnogut(AP)》の高速コンボもありと云うデック。やはり、1マナ12/12トランプルは間違ったクリーチャーです。また、Fさんは私が知り合った頃からずっとこのデック一筋に使っていらした方で、やはり手に馴染んだ、理解し尽くしたデックは強いと想いました。

 その他にも今日は、パワー9などひとつも使用していない、エクステンデッド仕様のマルカデスで参加してくれた人や、ジュニアながら私の「《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》入りの親和なら半分は勝てるよ」と云う甘言に騙されて(?)、借りた寄せ集めのパワーカードをちょっと足した親和で頑張ってくれた子など、決して、世間のイメージのようにタイプ1は敷居が高いと云う訳ではないことを見せてもらえたような気がしています。特に、この親和を使ったジュニアの子などは、後半は失速したものの2連勝でトーナメントをスタートさせ、10人中5位、ゲーム自体は6割の勝率でしたし。

 まぁ、自分の愛用のゴブリンデックを貸した人が、やはりと云うのか、タイプ1のゴブリンに慣れて居なくて、ジャッジしながら幾度プレイ中に駄目出しをしようと想ったことか。実際にゲームの間などに駄目出しをしましたが。私が使っていたら勝てていたゲームが幾つかあり、やはりMTGは環境への理解と慣れなのだなと改めて想ったりもしました。

 しかし、ジャッジしながら改めて想ったこと。なんで、私ってば自分が好きなゲームをプレイできないで、仕切りながら側で見ているだけなのにこんなに楽しんで居るのだろうってこと。
ちょっとだけいい人ぶってみれば、きっと、人が楽しそうに遊んでいる様子が、その状態に自分が役立っていると思えることが、幸せなのだろうと想うのです。

 でも、私もタイプ1大好き人間なので、次は是非、他者の主催大会にプレイヤーとして参加したいと想っているのです。

FNM

2004年10月15日 ゲーム
 夢野華様、リンクありがとうございます。

今日は金曜日、いつものようにFNMがありました。
 高校の試験が明けたということで、おおよそFNMとは思えないぐらい人が集まりまして。参加者は21人でした。先週の日記に記したとおり、あまりに参加者が多いので私はジャッジに専念、お店の閉店時間もありましたので、4回戦と云うことでイベントを仕切りました。

 今日、初参加されたのは5〜6人かな、何時にも増して新鮮な感じの大会に、これが休日昼間の大会だったら、自分も参加したいのに、とか想っていました。
ともあれ、大したトラブルもなく、それぞれのラウンドも制限時間よりかなり余裕を持って終わり、5時にスタートした大会が8時ちょっと過ぎには無事に終了できました。

 なんというか、自分がプレイヤー参加していないイベントは、こうやって日記にしても今ひとつ盛り上がりませんね。日記的には、多少トラブルがあったほうがネタと云う意味で楽しいかもしれません。
ともあれ、どうしたことか私のトロンをレンタルしたジュニアの子が、厳しい4ラウンドを全勝で勝ち切り、優勝していましたよ。自分が自前でそのトロンを使うと、いつもデックに裏切られるのですけれどね…

 やはり、イベントが多数の参加者で賑わうのは楽しいです。それは、ジャッジをしていてもそう感じます。
これを楽しいと感じる限り、自分はイベントスタッフから離れられないんだろうなぁ、なんて想ったりもする訳ですが。

 そして。明日は、いよいよタイプ1です。どんなデックが出てくるのか、どんなサプライズがあるのか、今から楽しみです。
 FNMでした。あいにくの雨と云うこともあり、参加者は11人の3回戦。新しい方が2人参加して下さり、新鮮さを感じる一方で、常連がお休みと云うことでの寂しさも感じたり。まぁ、FNMとしてはいちばん手ごろな人数なのですけれどね。
 使用デックはまたまた白緑スライド。

 1回戦・不戦勝
 はい、参加人数が奇数と云うことは、必ず余る人間がいる訳で。組み合わせはDCIR任せなのでと、一応弁明を。
 2回戦・白緑スライド ID
 数ある絶対に回避したいマッチアップの中でも最悪のもの。1戦目、相手順調に《霊体の地滑り/Astral Slide(ONS)》を2枚貼るも、こちら5ターン目に《アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance(ONS)》で纏めて吹き飛ばす。相手《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》から《霊体の地滑り/Astral Slide(ONS)》回収と絶好の回り。こちらもパーツを揃えるべくサイクリングでドローしたいが、相手の側だけに揃ったシステムがそれを許さない。そうこうしているうちに相手の手から《すき込み/Plow Under(UD)》が。何故メインで持っていますか。そのまま毎ターン
《すき込み/Plow Under(UD)》を打たれる展開が読めてしまったため、さっさと投了。確か未だ6〜7ターン目だったよなぁ。2戦目、お互いになかなかエンジンが組み上がらない。そうこうしているうちに、相手《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》3体、こちらは天使2体コントロールと云う正直ワケノワカラナイ世界に突入。何とか先にこちらがエターナルスライドモードを完成させ、更に世界は訳が解からない。相手ライフ60近く、こちら30程度と云う状態になってやっとこちらが充分な形を整える。いちど《アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance(ONS)》で場を整理してから、こちらだけ証人様のお力で場を再構築。今度はこちらが毎ターン《すき込み/Plow Under(UD)》を撃てる体制を築き上げる。この時点で残り5分。いい加減お互いに疲れていたため、このマッチのIDを提案する。受け入れられる。
 3回戦・白単装備ウィニー ○○
 1戦目、2戦目共に相手1ターン目に土地&モックスと云うロケットスタート。只、《神の怒り/Wrath of God(8ED)》から《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》展開と云う定番の展開で両方とも危なげなく取る。

 トップ卓がIDと云う選択をしていたために、最終的には勝ち点7で4人が並ぶと云う謎な結末。そして涙を呑んだのは、トップ卓でIDを選択したひとり、M君だったのでした。
 なんとか、今月のカードも取れてほっとしているところ。来週以降、人数が増えればジャッジするかもしれませんね。

 ジャッジと云えば、私WaterForestは、10日の名古屋港湾会館でのGPT横浜戦でジャッジをします。またいつものようにジェットのブレスレットをしていますので、「日記見てますよ」とか気軽に声をかけていただければ大変喜びます。
なお、ジェットが判らないかもなので、蛇足かもしれないけれどちょっと説明。MTGプレイヤー向け。MoxJetのジェットです。余計に判らないかしら。左手首に、幅2センチぐらいの黒いブレスレッドをしています。一応、厄除けの御守りなのです。

 明日のPTQは参加できません。高校の頃からの友人たちが誕生日祝いをしてくれるそうで、またまた呑みに出かけますので。そう、過日この日記で話題にした、例の高校の元同級生たちです。私も含めて、みんなおかしい(面白い、変双方の意味を含んで)奴等ばかりなので、とても愉しみなのです。
 今日から10月です。
 尚、「きょう」を変換したら一発目に「京」が出てくるあたり、いかに私が京河様を重視しているか示しているようです。
閑話休題。
今日から10月です。FNMの賞品が《再活性/Reanimate(TE)》になり、弥が上にも気合が入ろうというものです。しかも、オンスロートブロックが使えるうちに取っておきたいという、些か姑息な思惑があったりもします。

 今日のメルヘンは、14人の大所帯。しかも、6時頃に高校選手権予選のときにお会いした方々が5名ほどいらっしゃるという事件まで発生して、とても賑やかでした。
 私の使用デックは、最近これに嵌っている白緑スライド。M君に《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch(LGN)》を貸しているあたり、微妙に嫌な予感がするも、今いちばん私が信頼しているデックなので。
 1回戦:ゾンビ召集 ○○
 2戦とも早いうちにエターナルスライドモードに突入。細かいことは覚えていないということは、たいしたことがなかったのだろう。
 2回戦:親和(G−REN君) ○×
 1戦目に、思いっきり《アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance(ONS)》警戒のプレイをされて、こちらも慎重になりながら、手札の読み合い。ある意味、親和に回られなかったためにコントロールモードでの戦いになる。最終的には《アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance(ONS)》1回、《神の怒り/Wrath of God(8ED)》1回を通した後に《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》連打で取る。40分ほど掛かる。2戦目、相手の軽快な動きについて行けず。必死にサイクリングして回答を求めるも、決定打を引けずに負ける。エクストラターンに入ったのに、逃げ切れなかった。
 3回戦:トロン ×○×
 1戦目、早々にトロンを揃えられ、《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》でゲームセット。2戦目、相手トロンが揃うも《歯と爪/Tooth and Nail(MRD)》を引けず。《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》1体出されるも、最低限のマナから変異、《霊体の地滑り/Astral Slide(ONS)》、変異を逃がして《神の怒り/Wrath of God(8ED)》と繋ぎ、当然変異は《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》になって帰ってきて勝ち切る。3戦目、やはり早々にトロンが揃い《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》でゲームセット。《聖なる場/Sacred Ground(8ED)》を2回も貼ったのに、2回とも早々に壊されて蹂躙されました。
 4回戦:トロン ×○○
 1戦目、相手4ターン目にはトロンが揃っている。何故か《清純な天使/Pristine Angel(DST)》を出されて、こちらの《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》が止まる。こちらが決定打を引かないまま、《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》×2でゲームセット。2戦目、さほど良くはないハンドを冷や冷やしながらキープすると、相手のランドが1枚で止まっている。ラッキー。こちらが5マナ揃うまで相手は2枚目の土地を引かず、その頃には手札に2枚も《すき込み/Plow Under(UD)》を抱えておりまして。苛めました。3戦目、相手3ターン目にはトロンが揃っておりますが、どうしたことでしょう。正直かなり萎える。多分、プレイ中の私の声は機嫌悪かったと想います。そのままの勢いで、4ターン目には《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》×2がこんにちわ。死んだと想ったが、次のターン、相手が第1メインフェイズに手札を使ってから攻撃してきたため、《翼の破片/Wing Shards(SCG)》で2体ともツァイチェンする。次の相手のターン、再び《歯と爪/Tooth and Nail(MRD)》から《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》×2。まさに再見。自分のターンに《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》で《翼の破片/Wing Shards(SCG)》回収。一撃喰らって瀕死の状態になるも、次のターンには、自ら《新たな信仰/Renewed Faith(ONS)》《翼の破片/Wing Shards(SCG)》と連打し、再びデックの中にお帰り願う。流石に相手の攻めも止まり、今度はこちらの番。エターナルスライドモードを完成させ、《すき込み/Plow Under(UD)》を5ターンほど連続で打ち込んでゲームセット。
 とまぁ、こんな感じで、2勝1敗1分け。賞品には手が届きませんでした。

 とりあえず、トロンは危険。《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》が入っていれば話にならない。と云うか、エターナルスライドでも勝てないとなると、今のトロンって、殆ど敵無し状態ですか?
ともあれ、ナチュラルに4ターン目に《歯と爪/Tooth and Nail(MRD)》を撃つヤツとは2度と対戦したくないですね。4回戦なんて、運だけで取ったようなものですからね。いくら最終的な局面は一方的だったとしても。

 突然ですが、話題は変わりまして。
 なんというか、《マロー/Maro(8ED)》の告白を読んで、げんなりするやらほっとするやら。もう、皆とっくに読んで、ネタにしていることと想いますが、「日本」をテーマにした「神河」をデザインするのに使用した資料が、「鬼武者」だったり「犬夜叉」だったり、果ては宮崎アニメだったりという激しく日本を誤解しているよと突っ込みどころ満載なシロモノだったというヤツです。
と或るひとつのことに想いが到って、とりあえずは胸を撫で下ろしていることがあるのですよ。「日本」の「殿様」をイメージする資料として、「志村けん」を参考にされなくて本当に良かったと…
 それから、神河にも装備品があることが判って、ひとつ、予想していることがあります。いや、寧ろ激しく期待しています。テーマが日本で、サブタイプに侍が存在する以上、装備品で「ムラマサブレード」は欠かせないでしょう!
しかも、英語版の初回ロット版ではあえて誤植扱いで「MURASAMABLADE(ムラサマブレード)」となっている位の、ウィットに富んだギャグは必要不可欠でしょう。
…ちなみに、このギャグの元ネタを理解できる人、貴方は絶対に若くはありません…

神河物語

2004年9月30日 ゲーム
 いよいよ、日付を超えて10月1日になれば、MTGの最新セット、神河が発売になりますね。

 ところで皆様、と云うかMTGプレイヤーの皆様、カードをどこで入手しますか。
ゲームの性格上、大量に買わなければいけないため、廉ければ廉いほどいいと云うのが本音ではないでしょうか。えぇ、私もそう想っています。
ただ、私は、いつもお世話になっているおもちゃ屋さんで買うことにしています。具体的には、私の場合はおもちゃのメルヘンさんと、ミューさんですね。どちらも、普段からプレイする場を提供してもらったり、大会を開いてもらったり、たくさんお世話になっています。正直なところ、このふたつのお店がなかったら、私はもう、2年ほど前にMTGを止めていたことでしょう。

 MTGのパックは今、通販業者から、ある程度纏めて買うととても廉いでしょう。でも、それらの業者には私は何の義理もない。彼等を儲けさせる謂れが何ひとつないのです。寧ろ、多少それらに比べれば割高になっても、普段場を提供してくれているお店に多少なりとも利益を出してもらわないと、私たち自身が困ります。

 ここ数年、身近で、MTGの専門店が減っていませんか。デュエルルームを持っているお店が激減していると感じませんか。
私は、2年ほど前に、プレイする場を失うということを経験しました。ずっと懇意にしていて、今も友人付き合いがある人が経営していたお店が、やはり、「カードだけではお店を維持できない」と言ってお店を畳んでしまいました。それなりの常連もいて、賑わっていたお店でしたが、それでも潰れました。
お店は、利益がでなければ潰れます。私たちが遊ぶ場所が無くなるんです。通販業者からカードを買って、それらのカードで近くのお店の店先のデュエルスペースで遊び、そのお店では何も買わない人は、客ではないし、只の迷惑なんです。
どうも勘違いしている人が多いようなのですが、お客とお店は対等の関係です。お客が様なんてつけられて偉そうな気になっているのは、見苦しいことこの上ない。お店の場を利用させてもらっている以上、見返りをお店に返さなければいけません。何らかの形でお店の利益に貢献しなければ、そのお店の客ではないですし、場と云うサービスを受ける資格はないのです。
故に、私は、いつもお世話になっているお店でカードを買うし、遊びに行けば必ず毎回、何かを買ってから遊ばせて貰います。

 勿論、高校生以下の子どもにこの考え方を強要するつもりは欠片ほどもありません。お金は有限かつ大切なもので、誰でもが賛同してくれる考え方でもないでしょう。
 ただ、私は、自分が遊ぶ場所をもう2度と無くしたくはない。だから、普段お世話になっているお店でカードを買います。

…英語版が入荷してからですけれどね。やっぱり、お金は有限ですから…

美嶋屋

2004年9月28日 ゲーム
 久しぶりに、美嶋屋に行ってみました。

 独りでタイプ1ゴブリンを回しつつぼけっと顔見知りが来るのを待ってみると、なにがし君が来てくれる。
で、親和対白緑スライドでしばらく遊んでもらいました。

 なんというか、どうも私の行動時間がちょっとずれているみたいなんですよね。どこに行ってもそう感じる。
仕事が終わって、お店に遊びに行く時間がおおよそ夕方6時頃になります。仕事が早番の日は、4時半頃から遊べるのですが。で、お家でご飯と云うものが待っているために、普段はどんなに遅くても7時になる前には帰路に着きます。本当に短い時間しか取れないのですが。7時とか8時とか、遅くまでお店で遊んでいられる常連さんたちを、羨ましく想ったりもするのですよ。

 独り暮らしをすれば時間の問題は解決しそうなものなのですが、WaterForestはMTG以外にも金食い虫な趣味を持っていまして、なかなかそんな余裕はないのですよね。その趣味とはお酒なんですが、ぢつは私は人間ぢゃなくてアルコール仕掛けの自動人形だったりもするので、お酒無しでは動けなかったりして。

 ともあれ、短い時間でしたが、なにがし君付き合ってくれてありがとう。また、遊びましょうね。
 裕一郎様、リンクありがとうございます。

 さて、今週月曜日で忙しい状況にある程度目処がつくと思っていたら、実は今週ずっと忙しかったWaterForestです。
あまりの忙しさに、書きたいネタを放置して置き過ぎたら、プロ野球のストは回避されているし、イチローの《時間停止/Time Stop(CHK)》はあっと言う間に解決されて元よりパワフリャァになってる(2試合で9本のヒットって、何様ですか?打撃の神様ですかそうですか)し、今更エッセイする程のネタの鮮度がない状態に陥っています。

 水曜日は早番で仕事が上がった後、のんびりとMTGしていたら友人から召集されて日付が変わるぐらいまで呑んで。木曜日は神河ドラフトで遊んで。今日はFNM。
なぁんだ、殆どと云うか全部遊びぢゃないですか。
…私はもう歳です。体力に自信がありません…

 まぁ、水曜日に呑んだお店が、月曜日に友人の結婚式二次会をやったお店でして。自分それなりの上客の筈なのに、お店の人に「だめだよ水森(仮名)さん、他人の二次会仕切ってる場合じゃないでしょ。自分のことはどうしたの?」とか叱られて。何と云うか、今そんな感じの人が、このお店で紹介してもらった人なので、何も言い返せず。

 木曜日のドラフトは、もう、何と云うか神のようなデックをドラフトできまして。白青明神様に、京河様、白プロパガンダまで取れてしまったと云う謎なレアパワーデックに。でも、マナブーストから流星様と云うフェイク君のデックにスピード負けしました。
この日開封したボックスからは、黒ロボトミーとか、時間停止フォイルとか、先に書いた白明神様に京河様、流星様とパワフルなカードがやたらと出まして。おかげでゲームがとても面白いこと。いろんなところで歓声が上がっていました。

 今日のFNMはぎりぎり成立の8人で。自分はエターナルスライドを使用。先週から使い始めたのですけれど、面白いですね、これ。もともと自分はコントロール志向なので、こういったデックは使っていて手に馴染むというのか、楽しいです。使われる方は堪ったものではないのでしょうけれど。
 1回戦:青白コントロール ○○
 まぁ、私のデックをそのままレンタルした相手なので。それ以前に2戦とも相手事故を起こしていましたし。1戦目は、相手が青マナ発生源を引かないうちにエターナルスライドモードに。2戦目は、相手の変異が3ターン目ぐらいに出るものの、白マナが足りない状況を《すき込み/Plow Under(UD)》で悪戯して凌ぎ、リセット後に打ち消し呪文を浪費させた後で、ドラゴンと天使の連打。
 2回戦:親和 ×○○
 1戦目、相手ダブルマリガンから。スロースタートを《神の怒り/Wrath of God(8ED)》でリセットしてさぁ、という所で《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》2枚でこんがり丸焼き。2戦目、3戦目は、序盤をぎりぎりで凌ぎ切り、リセットから天使でライフを安全圏に持ち直して、最後は余裕を保ちながらのフィニッシュ。特に3戦目は厳しい序盤を耐えたら、天使で時間を作り、最後にはエターナルスライドモードが完成したおかげで非常に楽。相手にとっては苛めちっくでした。
 3回戦:白ウィニー ○○
 まぁ、序盤を凌いで、エターナルスライドモードで楽に。残りライフ2ぐらいまで削られた時もありましたが、まぁ、なんとか。
 と云う事で、3連勝。こんなミニマムなモノも含めて、ぢつは公式戦の優勝は初めてだったり。必ず、事故で1マッチは落とすと云うジンクスがあるので。これで、嫌なジンクスともおさらばできればいいのですけれどね。

 まぁ、忙しいのはまだまだ続きます。明日も仕事ですし。日曜日は、プレリリースパーティですね。行くかどうかは正直なところ体力次第。特に、行くとしても、気分的には、豪華な顔ぶれが表明されている「ねこ愛で」さんに行きたい所ながら、実際には普段お世話になっているお店への恩返し的に、メルヘンさんのほうに行くことになるでしょう。しかもメルヘンさんに行った場合、身内以外の参加者が多い場合には、私はプレイヤーではなくてジャッジをすることになると想います。なにせ、このお店にはマジックに詳しい店員さんはひとりも居ないため、私が仕切らないと、何人参加されてもシングルエリミネーションで運営されてしまうからです。

 取り留めのないことをつらつらと書いてきた今日の日記はこれまで。最後に改めて宣伝をして、ターンエンド。

 10月16日(土)午後1時から、名古屋市緑区にあります「おもちゃのメルヘン」にて、公認タイプ1大会を開きます。参加費は500円。優勝賞品は《対抗呪文/Counterspell》のアリーナフォイル。準優勝には《生ける屍/Living Death(TE)》のフォイル。その他、神河パックを順位に応じて。
 と云う事で、多数のご参加、お願いします。
 昨日は、神河物語のプレリリースでした。私も、名古屋のトーナメント#2のジャッジとして参加させていただきました。
会場もたくさんの人で賑やかで、自分も楽しかったイベントでした。

 恐れていた、「時間停止」も使われなかったですし、想ったよりもルール上の疑問、質問は少なく、大きな混乱もなく、スムーズに進行できたと想っています。

 リミテッドとしても、面白そうな感じですね。白と赤が強かったような印象を受けました。なにせ、平地と山だけ、使用率が高いのですから。ただ、そんな中で、青を中心にして連携(秘儀)を巧く使ったデックは、強さが頭ひとつ抜けているような感じもしました。正直、スタンダードなどの構築戦では、しばらくは中軸にならないのかな、親和のスピードには着いて行けないかな、と想いますが、ブロック構築やリミテッドではとてもいい感じになると想います。
とりあえず、身内の方々は、近々ドラフトしましょうね。正直、私も少しでも早くこれらのカードで遊びたいのよ。

 ただ、それなりに盛況で賑わったと言うことは、スタッフ大忙しということでもある訳でして。 ジャッジ軍団、一人も休憩取れなかったし、勿論、昼食も採れなかったですけれどね。
 私は夜に別の約束があったため、自分が受け持った#2が終了して午后5時を過ぎた時点で先に失礼したのですが、車のシートに座った瞬間、準備のために来た朝9時から、それまで一瞬たりとも座ることさえできなかったことに気付き、吃驚しました。

 尚、この日記は19日改訂版です。ぢつはこの前に、別の日記が書いてあったのですが、事情がありまして削除・訂正しております。訂正前のものを読んだ方は、まぁ、幻を見たという方向でご理解くださいませ。
 今日は、「ねこを愛でる会」と云うMTGの大会に参加してきました。ここは、草の根ながらデッキ登録リストを使用するなど、大きな大会へのいろんな意味での練習に最適な場のひとつだと想っています。

 使用デックは赤緑ゴブリン。軽く勝ち越し程度を目標に、ポイントアップを狙ってみたのですが、結果は散々なものでした。

 1回戦・親和 ○××
 1ゲーム目、デックがきれいに機能してほぼ一方的ないぢめとなる。2ゲーム目、マリガンの判断をミスる。以前エッセイに書いた、まさに「あと1枚土地があればテンパイ」ハンドをキープしてしまったのだ。山1枚のまま、ゴブリン2体サクって《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter(ONS)》まで頑張ったのですが、それで何とかなるわけでもなく。3ゲーム目、これは微妙に事故気味で。相手の回りについていけなかったです。

 2回戦・DS抹消 ×○×
 いや、どうやっても無理ですから。一応、可能な限りの手は尽くし、2ゲーム目は取ったのですが、それだけでした。

 3回戦・黒除去単+α ××
 流石にここまで落ちてくると、謎デックの海です。相手はとにかく除去をバシバシ撃って、《超次元レンズ/Extraplanar Lens(MRD)》から大容量の《魂の消耗/Consume Spirit(MRD)》で決めると云うデック。ゴブリンだけをメタったようです。

 4回戦・青緑ウィットネス ××
 カウンターで時間を稼ぎつつ《永遠の証人/Eternal Witness(5DN)》を《水晶の破片/Crystal Shard(MRD)》で使い回し、《トリスケリオン/Triskelion(MRD)》するデック。2ゲームとも速攻し切れなくてみっともなく負け。

 0−4ドロップと云う、恥を晒しただけの結果に終わりました。
今日のポイントはやはり1回戦2ゲーム目のマリガンの判断ミスに尽きます。これを間違っていなければ、1回戦を勝ち、そのまま勝ち組の、メタに沿ったマッチアップの流れに乗れた筈だからです。なにより、負けてはいけないマッチアップだったのですから。

 で、ドロップしたあとは、G−REN君と親和VS赤緑ゴブリンしたり、なにがし君とゴブリンミラーしたり、ジャッジ同期の中村さんとタイプ1したりして楽しく遊びました。因みに、タイプ1も私のデックは赤緑ゴブリンです。同じカードを使い回すため、合間にデックの遺伝子組み換えしていました。
 今日、感じたこと。やっぱり、スタンダードでの赤緑ゴブリンは強い筈だし、自分のゴブリンのプレイスキルも悪くは無い筈。多分、今日は1回のマリガンミスはあったものの、プレイミスはしていない筈と云うこと。その1回のマリガンミスが、1日の趨勢を決めてしまうことがあるんだなぁって、改めて思い知らされました。

 主催者さんにはご好意で10月16日のタイプ1の宣伝も許してもらって。ポイントは激減しましたが、最後まで楽しく過ごさせていただきました。

 そのうち、私も自分で公式戦を主催したいと想っています。「ねこ愛で」さんは、そんな私にはとてもいいお手本になっています。
自分は、エクテンとかビンテージ主体でやりたいんですけれどね。

FNM

2004年9月10日 ゲーム
 ねこやん様、リンクありがとうございます。

 今日は金曜日です。ということで、FNMの日です。
 お仕事を早番で終えた私は、いつものように馴染みのおもちゃ屋さんに向かいました。

 いつもの常連高校生さん達が少なく、と云うより殆ど参加できなかったようで、10人という近頃にしてはこじんまりとした規模の大会となりました。スイス3回戦です。
今日の私のデックは、戦略論の証明の続き。赤緑ゴブリンです。GP前にここの日記に書いたとおりのレシピで臨みました。

 1回戦・? ○○
 ジュニアの子が相手。相手の場に島と森しか並ばないうちに2ゲームとも殴りきっておしまい。相手のデックが判らず、ゲーム後にアドバイスもあげられなかったことが多少残念。

 2回戦・青白コントロール、G−REN君 ○×○
 1ゲーム目は相手ダブルマリガンの憂き目に。でも流石に巧いプレイングで簡単には勝たせてもらえない。とはいえ、ねぇ。2ゲーム目は、判断ミスが痛手となる。《翼の破片/Wing Shards(SCG)》警戒プレイをしたら、《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》だったと云う読み違いが最後まで影響しました。と云うか、流石にデック相性はいい筈なのに、彼のレベルを相手にすると1ミスは命取りです。3ゲーム目は、トップデック込みで自分のベストプレイでした。序盤から手札を最大効率で使って圧倒、相手を1ライフまで追い詰めたところで《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》光臨するも、返しのトップデック《マグマの噴流/Magma Jet(5DN)》と云う結末。彼はもう1枚天使を手札に握っていて、これを引いてなければ負け確定というゲームでした。このゲームを決めた1手は、相手の《神の怒り/Wrath of God(8ED)》に対応してゴブリンを赤マナに変換しての《マグマの噴流/Magma Jet(5DN)》。ここでライブラリトップを《つつき這い虫/Clickslither(LGN)》、《スカークの探鉱者/Skirk Prospector(ONS)》と云う順番にセットしたこと。これもある意味トップデック。

 3回戦・DS抹消 ××
 確か、先週白コン対親和でいぢめてしまったジュニアの子。ただ、DS抹消対ゴブリンではいぢめ返しです。2ゲームとも、《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》《紅蓮地獄/Pyroclasm(8ED)》と飛んできて抹消でゲームセット。ビミョーに2ゲームとも事故気味だったのは言い訳。1ゲーム目は引いた生物よりも土地のほうが多かった。2ゲーム目は土地の引きも芳しくなく、何よりもプレイングで抵抗して時間を稼いだのに《帰化/Naturalize(8ED)》を引けなかったデス。

 ということで、結果は何とか2位でした。振り返れば、1枚も《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter(ONS)》を引いていないことに気付いたり。或いは、《帰化/Naturalize(8ED)》を引けなかったのはドロー能力を軽視したサイドボーディングのミスだったり。
でも、2回戦目は非常に楽しかったです。多分、負けていてもとても楽しかったと感じられる程、MTGにおける戦略、戦術の殆どが凝縮されたいいゲームを展開できたと思っています。個人的には、GPのフィーチャー席でも恥ずかしくない戦いだったと想うよ。

 で、戦略論の証明としては、やはり正解だったかなと。DS抹消は嫌な相手ですけれど、今ならそう何回もマッチアップされることは無いと想われますし。過日の日記に書いたように、天敵クラスのデックは少数派、殆ど無いと想いますので。

 明後日のねこを愛でる会には、顔は出すつもりですけれど、参加は微妙な状況。できれば、参加したいけれどね。

I understand

2004年9月7日 ゲーム
 Cloud様、リンクありがとうございます。

 えっと、皆様、すみませんごめんなさい。
私、WaterForestは嘘吐きでした。ここにお詫びと訂正をします。

 って、9月2日の解答のことなんですけれど。
自分の日記の中で、正解に到る非常に重要なポイントを挙げておいて、その上で見事に勘違いで答えをミスる。レベル1ジャッジになって真っ先に、赤っ恥を晒すことになってしまいました。
 詳細は、9月2日の日記を読んでね。
その上で、今日は正解編です。

 さて、ポイントとは、他でもない「間違っても、誘発能力を解決するべき苦役者を生け贄にしてはいけません。誘発能力のチェック時にその該当する苦役者が場に存在しないと、その他の苦役者は場に戻れません。」という文章。
先輩ジャッジ方、特にヒントを下さった糸様などは「なんでそこまで理解しておいて間違えるかな」と謎に思われたことと想います。
 さて、V3、2号、1号の順にスタックに乗っけることは、解説したとおりです。その上で、1号の解決に更にスタックして、荒廃者の能力で2号をサクってみましょう。カウンターをひとつ乗っけて、相手に1ライフルーズをお願いします。で、解決。苦役者が場に戻ってきます。で、大切なのはここ。戻ってきた苦役者は、既に2号ではありません。これは既に新しい苦役者、言うなればライダーマンです。故に、次の2号の誘発能力の解決時には2号が場に居ませんので、何も戻りません。戻せません。で、更に次。V3の能力の解決にスタックして1号とライダーマンをサクります。カウンターを2つ乗っけて、2ライフルーズをお願いします。勿論、戻ってくる苦役者は既に新しい者、苦役者Xと苦役者アマゾンであることは云うまでもないことですね。合計3つのカウンターと、3ライフルーズです。ここでスタックが空になって終了と云うわけです。
これはどういう順番でやっても、最大3にしかなりません。例えば、1号にスタックしてV3をサクって1ライフルーズさせる。で、V3がライダーマンになって戻ってくる。で、2号にスタックして1号とライダーマンをサクる。2ライフルーズで、Xとアマゾンになって戻ってくる。V3は既に場に居ないので、他をサクると戻ってこなくてさあ大変。
と云うわけで、正解は3点でした。

 これを書くために微妙に記憶が頼りなくて、仮面ライダーのV3の後を調べ直したことは公然の秘密です。

 私は、今でもルール関係でちょっとした勘違いをしていることが、時々あります。で、間違ったことを言うこともありますので、WaterForestが言ったことで、おかしいな、と想ったら教えてください。調べますから。
いっしょにWaterForestと云うジャッジをより完成度の高いものにするお手伝いをして下されば、嬉しく想います。

…って、先にねこやん様に正解を書かれてしまった…
 懇意にしていただいているおもちゃ屋さん、「おもちゃのメルヘン」でのFNMがありました。先日の日記で表明したとおり、ご挨拶も兼ねて、副賞に自分持ちで5ドンのパックを1箱分ばら撒かせていただきました。

 えっと、17人参加の4回戦で、スタンダードでした。私の使用デックは、別な角度から自分のぶち上げた戦略論の証明をするために白単コントロール。

1回戦目は、ランデスを踏み、2ゲーム連続でこちらの「聖なる場」より相手の「野火」の方が速いというハマリ具合で○××の負け。
2回戦目はゾンビ召集なんですが、ジュニアの子であり、デックの完成度も低く、○○の余裕勝ち。
3回戦目は、親和。2戦目を土地事故で落とすものの、まぁ余裕の○×○。虚空の杯が1と2で出ていて、マトリックスと象牙の仮面もある。最早虐めです。
4回戦目はトロンです。何をやっても勝てません。××です。
 戦略論の証明としては、ランデスに負けたのは失敗です。デックのドロー能力が弱かったと云う判断をするべきですね。充分警戒していたはずの4マナのソーサリーを、2マナのエンチャントを張る前に撃たれてしまうのですから。相手のドローの強さの所為にしていて無反省では、強くなれません。ただ、親和に必勝体制と云うのは証明したつもりです。

 とりあえず、G−REN君の優勝と云うある意味順当な結果で終了です。若い実力派のM君が2位と云う、これもまたある意味順当な結末。
まぁ、本来のFNMの賞品を忘れてしまうぐらい皆様には楽しんで頂けたようで、自分のご挨拶としては上々でした。

 で、ついでと言っては何ですが、お店の社長に頼み事をしてみると、快く引き受けてくださいました。

 えっと、WATERFOREST杯レベル1ジャッジ認定記念公認タイプ1大会(長いな…)、正式に決まりました。
2004年10月16日土曜日、午後1時から、場所はおもちゃのメルヘンです。それと、大変申し訳ないのですが、今回は参加費を500円申し受けます。流石に、会場を提供してくださるお店に、何の実入りもないと云うのは申し訳ないので。その代わり、それなりの賞品を用意します。また、参加費については、実は相談可でございます。私に相談いただければ、なるようになります。

 最後に、今日はネタとして、アンチキのパックを11枚剥いたのですが、外れました。石臼ぐらいしか、いいなと想われるカードは引けませんでしたよ。
素直にそれだけの資金でワークショップを買っておけばよかった、とか自分でも想ってしまう…

解答

2004年9月2日 ゲーム
 陽群様、みの様、リンクありがとうございます。

 今日は、ねこやん様の日記の問題への解答です。詳しくは
http://diarynote.jp/d/56232/
または、私のリンクから跳んで問題を見てください。

 ところでねこやん様、某レベル1ジャッジな人って、私のことだと思ってしまうのは自意識過剰なのでしょうか?

 えっと、解答です。
《マイアの苦役者/Myr Servitor(5DN)》は、
 「At the beginning of your upkeep, if Myr Servitor is in play, each player returns all cards named Myr Servitor from his or her graveyard to play.」(アップキープの開始時に場にマイアの苦役者が居たら、みんな墓地からマイアの苦役者という名前のカードを場に戻してもいいよ)
と云う誘発型能力を持っています。
そこで、アップキープの開始時に、3体居る苦役者の能力をスタックに乗っけます。判りやすく、それぞれを1号、2号、V3と名付けましょう。そして、V3、2号、1号の順にスタックに乗せます。
さて、解決前に、荒廃者の能力で2号とV3を生け贄にし、カウンターを2つ載せて更に信奉者の能力で対戦相手に2ライフルーズをお願いします。そして、まず1号の誘発能力の解決です。2号とV3を場に戻します。
同じ要領で、2号の誘発の解決前に1号とV3を、V3の解決前に1号と2号を生け贄にすることで、アップキープの終わりまでには、荒廃者に6つのカウンターを乗っけた上に対戦相手のライフを6点もルーズさせることが可能です。そして、最終的に総ての苦役者が場に戻った状態を保てます。
間違っても、誘発能力を解決するべき苦役者を生け贄にしてはいけません。誘発能力のチェック時にその該当する苦役者が場に存在しないと、その他の苦役者は場に戻れません。

 私信
 ねこやん様のASNのスタッフをさせて頂いたおかげで、GPでも然程気後れせずにスタッフができました。そして、そのおかげである程度の自信を持ってジャッジ試験に臨め、認定していただくことができたと想っています。本当にありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。
 GP名古屋について、私自身がプレイヤー参加できないことがはっきりした時点で、当然のようにデック選択を止めてしまったのですが。後付での告白は嘘臭くなるのが常ですが、それでも戦略論を偉そうにぶった身としては、解説などをしてみたいと想ったり。

 正直、多くの方と同じように、ゴブリンと親和の2択まで選択肢を絞っていました。更に、ゴブリンは赤緑、親和はサイドボードに《モリオックの装具工/Moriok Rigger(5DN)》を採用したスタイルと、ほぼデック選択の正解を素で行っておりました。最終的には、《モリオックの装具工/Moriok Rigger(5DN)》を持っていないので赤緑ゴブリンで、ほぼあの時挙げたサンプルデックそのままで完成形、という感じでした。

 いつもなら、「オリジナルぢゃなきゃ嫌だ。メタの王道デックは使わない」と意地を張る私ですが、ジャッジデビューを目指す身として、プレイヤーとしてあまりにもヘタレだと説得力を欠くために、そろそろ本気でレーティングアップを図らなければいけなくなった、という大人の事情がそこには存在します。

 で、今日は何故赤緑ゴブリンという選択に至ったか、というお話し。
まず、ゴブリンというアーキタイプは、天敵を持ちません。親和でさえ、緑の濃いデックは苦手なのに対して、ゴブリンはメインでどうしようもないほど相性が悪いというデックは、白単コントロールだけ、しかもそれはメタ上存在しない。いや、DS抹消とか、赤白スライドとか、赤コンとか、相手にしたくないデックはそれなりにあるのですが、天敵と呼べるデックは少数派でした。
 そしてここからがメイン。
 召集タイプは、コントロール系に有利に戦え、そうでなくても召集さえ通れば何とかなる局面が多いという利点から、多く使われるタイプですね。しかし、この召集が邪魔になる、使えない局面も多いことも事実。例えば、同系対決での召集は役立たずです。一方的に多数のゴブリンを呼べる場合以外は、スタックの解決の時には相手の方が先に解決されるわけで、不利ともいえます。そして、親和相手にも召集は役立たずです。信奉者を2〜3体纏めて場に出されてしまったら、それだけで負け確定です。そして、恐らく親和とゴブリンだけで4割以上は占めるだろうという予測から、その4割で召集が役立たずになるという計算をしたのです。故に、赤黒スタイルでより有利になるのは対白系コントロールと、同系に対して《定員過剰の墓地/Oversold Cemetery(ONS)》を使用した場合のみともいえます。また、このスタイルは《赤の防御円/Circle of Protection: Red(8ED)》に対して手も足も出ない状態になり易いです。勿論、プレイングで防御円程度は突き破って見せるという自信があればよいのですが。
 次に赤単。勢いは最高です。その代わり、やはり《赤の防御円/Circle of Protection: Red(8ED)》に対して無防備です。さらに、他の2色ゴブリンに比べて柔軟性に欠けることも事実で、手札が切れてリセットを受けたらどうしようもありません。速攻に総てを賭ける、示現流のようなデックです。
 そして、赤緑。メインで、現在のメタ上の有力デック殆ど総てに対処できます。対親和には《酸化/Oxidize(DST)》と《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》で。対ゴブリンにも上記2種で。むしろ、《総帥の召集/Patriarch’s Bidding(ONS)》が無駄カードにならない分、赤黒型に対しては有利です。まぁ、《酸化/Oxidize(DST)》が無駄カードになることはあるわけですが。そして対トロン。緑単色トロンが増えたことによって、リセットは《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》であることが多いです。即ち《酸化/Oxidize(DST)》で、勝利するまでの時間を稼げます。青白コントロールに対しては、純粋な時間勝負ですよね。緑白スライドは、結局スライドが動くのは4ターン目です。前のめりゴブリンならば充分勝てる時間です。そしてサイドボード。《帰化/Naturalize(8ED)》はいいカードです。対親和でも、対赤黒ゴブリンでも、対青白コントロールでも、そして対緑白スライドでもサイドインします。役に立ちます。対トロンでも使える場面は少なくないでしょう。そして対トロンの決定打、《血染めの月/Blood Moon(8ED)》です。素晴らしい。総てのトロンは山です。勿論トロンは緑を含むので、そのうち壊されるでしょう。いいんです。2〜3ターン稼いでくれればゴブリンは勝ちます。そして、対ゴブリンの火力2種類。特に《マグマの噴流/Magma Jet(5DN)》は強い。ゴブリンが、次のドローを知っていることは、戦術的にとんでもなく有利です。

 という訳で、プレイングしだいでは特に不利なマッチアップが少ないという赤緑ゴブリンを、自分は戦略とした訳です。で、多少構成は違いますが、赤緑ゴブリン優勝と。で、多分、ゴブリン使いの方々も、赤緑だったらあの時親和に勝てたなぁとか、思っていると想います。

 それから、多少悲しい事実があります。バイ無しの人と、3バイ持っている人では、当然、メタが違います。これは事実として覚えておいた方がいいです。GPはオープンです。誰でも参加できます。最初の3ラウンドまでは、謎な地雷デックや、例えば親和にしか勝てないガンメタデックなど、訳のわからない世界が広がっている訳です。対して3バイを持っていれば。それらの怪しいモノは、殆ど駆逐されています。3連勝スタートしているデックは、ほぼ確実にメタ上に存在するもの、即ち対策が取れているか、諦めはしたけれど認識はしているものな訳ですよ。

 という訳で、そういった点からも、ゴブリンは正解かな、と。

 まぁ、GPは終わったので、壮大なメタ読みはもうしばらくは必要ないですね。まぁ、こんな文章でも、これからのデック選択などの参考になれば嬉しく思います。要するに、戦略的な考え方ですね。

 P.S.公認タイプ1ですが、公認を取る関係上、実施は10月の中旬になりますよ。
 なにがし様、リンクありがとうございます。応援嬉しかったよ、おかげで受かりました。ルールの質問、疑問、いつでも聞いてね。

 先週書いていた日記、「GP名古屋を目前にして」シリーズなんですが、それぞれもう2〜3日早く書いておけばよかったな、なんて想います。

 実際、デックリスト関係でゲームロスを受けた人、たくさんいました。カタカナで「マインドスレイバー」とか、「ウルザの塔」だけがイタ語だったりというネタな物から、定番の枚数ミスまで。
遅刻もそれなりの数です。対戦相手のデックをシャッフルしている途中でデックを崩してしまってゲームロス、これも少なくありませんでした。
というよりも、深刻なプレイミスや重大なゲーム中の反則などでのゲームロスなんて、殆どなかったような気がします。少なくとも、私が知る限りではありません。
つまり、とても簡単な、そしてつまらないミスでの重い裁定で勝敗を左右されてしまった人たちが少なからず居たのです。

 非常に残念なことでした。「ねこを愛でる会」などの、普段からデックリストを使用するような草の根大会が増えて、このあたりのケアがされる環境がもっと欲しいですね。
あの日記ももっと早く書いて、ひとりでも多くに読んでもらってゲームロスが減ってくれていたらとか、思い上がったことを考えてしまいました。

 それから、話は変わって、GPの内容のお話。
 やはりというべきか、親和が最大勢力でした。親和、ゴブリン、白青コントロール、トロンが今回の戦略的な正解でしたね。で、個人的には、サンプルデックを載せた赤緑ゴブリンと踏んでいたのが大正解。あれだけ偉そうに書いた戦略論が正しかった証明となって、嬉しい限りです。
 戦術論の部分は、結局はプレイヤーレベルを上げましょうねという結論になってしまいますので、とやかく書けません。でも、サイドボード作成の一助になっていればと想っています。

 最後に。お店にも相談していません、勝手に決めましたが、金曜日の「おもちゃのメルヘン」でのフライデーナイトマジックは、私のジャッジ合格お披露目を兼ねます。私個人持ちで、パックを賞品にばら撒きますので、よろしかったら来て下さいね。
 GP名古屋が、大きなトラブルもなく無事に終了しました。

 とてもたくさんの人で会場は賑わって、スタッフをしながらも、非常に嬉しい、そして楽しいイベントだったと想います。

 とかいいつつ、GP本戦の今日の結果などは、サイドイベントのスタッフと試験にいっぱいいっぱいだったため、詳しく知らないのですけれど。何より、優勝したデックのアーキタイプすらまだ知りません。これを書いたら、カバレッジを見るつもりです。

 たくさんの貴重な経験をさせてもらいました。なにせ1000人規模の巨大なトーナメントです。初めてのことばかりで、新しくやることすべてが勉強。プレイヤーでは決して味わうことのできない楽しみがたくさんあります。
 勿論初めてのフィーチャーマッチのテーブルジャッジとかもそう。自分のマジックのプレイヤーレベルでは到底座ることが不可能な席に、ジャッジとして座っている。しかも、プロプレイヤーのゲームを着き切りでジャッジするんですよ。メチャ緊張しました。質問なんてされた時には、解かってる筈の答えを、ついつい先輩ジャッジに確認しちゃいましたよ。

 そして、表題の、「身体はとても疲れているけれど」に戻る。疲れているけれど、自分でもおかしいくらい、今、浮かれています。

 レベル1ジャッジに認定されました!

 会場で、本当にたくさんの友人に会いました。顔見知りの方が本当にたくさん、話しかけてくれました。そして、応援してくれました。とても嬉しかったです。そして、ありがとうございます。その皆様の応援のおかげで、試験に受かることができました。今度は、私がジャッジとしてできることで、お礼をする番になります。

 ある意味、私は、GP名古屋のウィナーですよ。最高の形で、目標を達成できたのですから。

 で、身内さんたちは、期待しておいてね。約束どおり、認定記念タイプ1公認、やりますからね。

前日

2004年8月27日 ゲーム
 いよいよ、GP名古屋が明日となりました。
私は、今日は鶴舞会場でスタッフをさせて頂きました。たくさんの知り合いの方に会えて、中には見事に3バイを獲得された方もいて、とても素敵な1日を過ごさせていただきました。

 というか、今日のネタ2発。
 1発目は、顔見知り。決勝で負けたあと、さてというところで、優勝者が既に3バイを持っていることが発覚。繰り下がりでおいしく権利をゲット。
 2発目は、知り合いではない方々なのですけれど。準決勝で、どうやら身内同士が見事に勝ち残り、身内対決の決勝となった瞬間。片方がもう片方に、「3バイおめでとう」と言い出す。とりあえず、ジャッジのお仕事として確認すると、「僕はもう2バイを持っている。彼はバイ無しなので、3バイを彼に譲る」とキッパリ。とても潔く、清々しく。かっこいいとはまさにこのこと。

 さて、いよいよ本番です。間に合う人には間に合ってね。
 デッキ登録ミスは、とてもつまらない、けれど重大なミスです。GPではマッチロス確定です。英語か日本語で、正式名称を正しく記入し、枚数も確認してください。
 そして、遅刻にも気をつけてください。GPではおそらく、ゲーム開始の声がかかった瞬間に席に着いていないと1ゲームロス、10分遅れるとマッチロスになります。
 そして、解からない事はすぐその場で確認することを癖にしてください。ルール確認のためにジャッジを呼ぶことは恥ではありません。お互いのためです。

 偉そうなことを書きましたが、すべての人の幸運を祈るなんて偽善はできませんから、せめて、悔いの残る結末にならないように。

 明日は日記は恐らく書けません。

 明日、明後日は私は、ジェットのブレスをしてスタッフのお仕事と、ジャッジ試験をがんばります。見かけたら、気軽にお声をかけてくださいね。
 HAYA様、フェイク様、WAKE様、リンクありがとうございます。

 さて、昨夜で終わりかと思わせておいて何故か続いてしまったこのタイトルですが。今日は書くこと、殆どありません。

 さて、いつものお店に行けば身内が調整してるかな、なんて想い、誰がどのカードを必要としているか聞こうと想って寄り道をして、少し遊んでいたらG−REN君登場。で、親和で彼の練習相手を勤めてみる。
自分が使ったのは、おそらく一番スタンダードな形のデザイン。で、メインボードでの先攻の場合、後攻の場合、サイド後の先攻と後攻と、4つの局面を想定してテストを繰り返しました。正直、彼のレベルだと、私の親和プレイレベルでは、テストとしては感触を掴んだ程度にしかならないかも、とか想いながら。局面毎にふたりで検討しながらテストテスト。
詳細は、GP参加者に読まれると彼のデックが判ってしまいますので書けません。
現段階では、好感触が得られたようで、こちらとしても嬉しい限りです。

 で、今日のネタを密かに想い付いていたのですよ、私は。

 今日のネタは、これの判断で勝敗が決まるかも?マリガンです。
実際、マリガンの判断は難しいです。6年近く?このゲームを続けている私は、未だに的確にマリガンの判断ができているという自信はありません。でも、とりあえず、初心者、初級者、或いは私以上にマリガンに自信がない方のために、今の自分なりの考えを書こうと想います。
 とりあえずはデックのタイプを問わず、最初の7枚を見て、最初の3ターンの行動プランが立たなければマリガンだと、今の私は想っています。言うまでもないこと、昨夜までに散々書いてきましたが、今のメタの中心は物騒極まりないです。最初の3ターン程度、自分の中で行動計画ができなければ、3ターン案山子をしていたら勝敗が決してしまいます。
勿論、行動プランとして3ターンまでは何もせずに土地を並べて、4ターン目に《神の怒り/Wrath of God(8ED)》だ、というのもありですが。
いちばんよく聞く事故例として、あと1枚土地を引けばというテンパイハンドでスタートした結果、土地事故でサンドバッグにされた、というもの。
これなんか、典型的ですね。いちばん悩む形でもありますけれど。あと1枚土地を引けば、という時点で、行動計画は確かなものではありません。故に、マリガンを勧める。
確かに、後攻で、3枚必要な土地のうち2枚が手札にあって、その状態で、「あと1枚土地が〜」と言うのなら、スタートするべきでしょう。そのあと1枚を必要とするまでに3回のドローの機会があれば、かなりの高確率でその1枚を引けますから。
でも、2枚必要なうちの1枚しかない、これならマリガンの方が確実だと想います。

 というか、ねぇ。戦略や戦術は理論が確立していて、それをMTGに当てはめるだけなんだけれど、マリガンとか、非常に具体的な個々の事になってくると、自分でも自信がないものは力説できないですね。
参考程度にしてください。WaterForestのコラムのおかげでマリガンミスって負けたなんて言われても、別に困りはしませんが責任は取れませんので。

 さて、私は金曜日は鶴舞です。スタッフです。私の正体が判る方、お声をかけてくだされば嬉しい限りです。
 なんて昨日、一昨日と書いてきたわけなんですが、ぢつは私、GP名古屋にプレイヤーとして参加することができなくなってしまいました。

 冷静に考えてみれば、それはそうだと納得するしかないのですが。
今回の私の目標はと、以前の日記にふたつ挙げたと想います。ふたつ以上の勝ち越しと、ジャッジ試験と。2日目のジャッジ試験でも実技試験があるようで、それは即ち、プレイヤーとして1日目だけとはいえ参加していたら許されないことです。

 ということで、私は今回のせっかくの地元での、しかも構築戦でのGPを、スタッフとして参加することになりました。
決まったからには、試験に向けて全力を注ぐことにします。まぁ、7月からこちら、幾度かスタッフはさせていただいて楽しみを感じているので、それはそれで善しと。加えて、過去のイベントでお世話になった先輩ジャッジさんたちは皆本当にいい人ばかりでしたので、自分がその仲間になれたらどんなにいいことかと想ってしまうのです。

 という訳で、戦略、戦術と続けてきたMTGエッセイも、本格的な続きはもう書きません。だいたい、戦略と戦術両方解説すればそれ以上は基本的にいらない筈ですし。
 ただ、最後に幾つか、これは本当に経験の少ない方に向けたアドバイスというか、老婆心を。
 まず、調整と称して練習を重ねるからには、サイドボードの練習に重点を置くこと。1マッチ3ゲームのうち2ゲーム、全体の2/3はサイド戦です。メインで10戦10敗でも、サイド後10戦10勝であればいいのですから。そして、それを正しく理解して、メインボードのバランスを崩すという愚挙には及ばないように。
 上記に付随して。ガチガチに弄りようのないメインボードは失敗作の証拠です。メタ上のアーキタイプだけでも幅広いので、メインでの仮想敵、サイドで対処する仮想敵を明確にイメージした構築をした方が成績は安定するはずです。
 そして、いよいよ、私が考えるポイント。今回のスタンダードのキーワードは、ハンドアドバンテージだと想っています。ブン回り系などという物騒極まりないアーキタイプがふたつもメタを支配している以上、手札を使うべき場面、抑える場面の見極めが勝敗を分ける最大のポイントだと考えます。そして、相手にもそれは言えます。相手がどのように手札を切ってきているのかを見極めれば、攻め時、守り時、リセットタイミングなどが比較的判り易くなるのではないでしょうか。
例えば、巧い相手がビート系で手札の使用を渋っている時。自分がコントロール系で、手札が豊富にあるのならばそれはリセットを警戒している時です。逆に、こちらの手札が少ないのに相手が手札の使用を渋っている時、それはただ単に展開できないだけのことが多いでしょう。勿論、場の優劣も判断に加えますが。
絶対ではありませんが、手札を基準にして場と相手のプレイを見れば、納得のできる戦いができると想います。
…勿論、納得ができる戦いとは、親和やゴブリンに3−4ターンでキられたら、仕方がないと諦めることです…

 では、最後に今日晒すデック。もう既にGPプレイヤーではないので、お遊びデックを。水森専用ビーストワンダーバージョンです。

Main
4:《争乱の崖地/Contested Cliffs(ONS)》
7:《山/Mountain》
12:《森/Forest》
1:《火の玉/Fireball(DST)》
4:《紅蓮地獄/Pyroclasm(8ED)》
4:《帰化/Naturalize(8ED)》
4:《極楽鳥/Birds of Paradise(8ED)》
4:《不屈の自然/Rampant Growth(8ED)》
4:《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman(MRD)》
4:《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth(ONS)》
4:《腐食ナメクジ/Molder Slug(MRD)》
4:《クローサの大牙獣/Krosan Tusker(ONS)》
4:《絡み森の脈動/Pulse of the Tangle(DST)》
Side
4:《花盛りの春/Vernal Bloom(UZ)》
4:《歯と爪/Tooth and Nail(MRD)》
3:《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》
1:《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》
1:《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(LGN)》
1:《レオニンの高僧/Leonin Abunas(MRD)》
1:《白金の天使/Platinum Angel(MRD)》

 変形サイドボードの悪魔です。メインは親和をメタった形。ゴブリンには純粋なスピード勝負で。プレイング次第ではそんなに絶望的ではないです。そして、ビーストではほぼ絶望的に近い白系コントロール相手のために、完全変形合体です。
子供だましのネタにどうぞ。面白いかもですよ。

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