斉藤プロがGPでDQを受けたことを、氏のブログを読んで知った。
残念ながらわたしは氏と知己を得て居るとはいえないが、それなりに国内GPをジャッジとしてサーキットして、氏の人柄やプレイスタイルなどを知った上で。
今回の氏が受けた裁定を、とても残念に思います。
氏のゲームに対する真摯な情熱などは、素直に尊敬に値すると思っているので。
聊かの自戒を持って、わたしなりの考えを。
多分に自意識過剰なのは承知の上で。
実際、国内でMTGをプレイされている方で、スロープレイの警告を受けたことがある方は、実はそんなにたくさん居ないのではないかと思う。
ましてや、スロープレイでゲームロスまで受けたことがある方は実に少数派なのではないかと思う。
これは実に不適切な表現かもしれないが、04年夏にレベル1ジャッジになって国内GPのサーキットを始めて、この間、2~3回しかジャッジ参加していないイベントはないわたしですが、未だに、スロープレイの警告を出すことには聊かの躊躇があります。
注意レベルでの「プレイが遅いです」と云う言葉はかなり発してきましたが、実際に警告を出したことは、わたし自身は数えるほどしかないのが実情です。
ひとつには、「自分よりかなりプレイスキルの高い筈のプロが悩んでいる盤面は、実際に難解なのだろう」と思ってしまうという心理もあります。
少なくともわたしには。
実際には、競技MTGは、制限時間(多くの場合、1ラウンド50分)の間に
3本のゲームを終了させることが適性時間であり、その時間に3本のゲームが終わるようにプレイする義務がプレイヤーにはあります。
その一方で、MTGは思考と読み合い、駆け引きのゲームであり、相手よりより時間をかけて考えれば最適解に辿り着けると云う本質を持っています。
相手より時間をかけて考えることにより、自分を有利にし、さらに相手の考える時間を奪っているとの考え方もできます。
将棋と云うゲームが、時計を使ってそれぞれの棋士の思考時間を制限していることからもそれは理解できると思います。
MTGは将棋に比べるべくも無く複雑な優先権のパスと云うシステムを持っており、そういった時間管理は事実上不可能なのですが、1プレイヤーに与えられた思考時間は同様の考え方によって理解されるべきだと思います。
その上で。
実際、数年前ですが、ジャッジ間で話題になったことがあります。
曰く、日本人ジャッジはなかなかスロープレイを取らないが、それによって海外に出たプレイヤーがいきなり感覚的に厳しくスロープレイを取られることによって困惑する、と云った様なことです。
これを機会にと言っては氏に対して失礼極まりないのだろうが、それでも、総てのプレイヤーが今いちどスロープレイという反則があるということを認識し、意識してゲームをしてもらえればと思う。
勿論、わざと遅いプレイをすると云う行為は反則どころかイカサマであり即DQを受けるものであることは言うまでもないと思います。
そして、今回のように運悪くそう認識されてしまえば、ヘッドジャッジによるDQと云う裁定は覆らないこと、そうならないためにも適切なスピードでプレイを進めることを心がけて欲しい。
今回改めて、わたし自身も、遅いプレイに対しては躊躇無く警告を発していこうと思いました。
わたし自身の認識も甘かったのだと突きつけられたような気がしています。
最後に、数年前の文章ですが、スロープレイの基準について、解り易いひとつの指針として、次の文書を紹介しておきます。
http://mjmj.info/data/docs/slowplay.txt
残念ながらわたしは氏と知己を得て居るとはいえないが、それなりに国内GPをジャッジとしてサーキットして、氏の人柄やプレイスタイルなどを知った上で。
今回の氏が受けた裁定を、とても残念に思います。
氏のゲームに対する真摯な情熱などは、素直に尊敬に値すると思っているので。
聊かの自戒を持って、わたしなりの考えを。
多分に自意識過剰なのは承知の上で。
実際、国内でMTGをプレイされている方で、スロープレイの警告を受けたことがある方は、実はそんなにたくさん居ないのではないかと思う。
ましてや、スロープレイでゲームロスまで受けたことがある方は実に少数派なのではないかと思う。
これは実に不適切な表現かもしれないが、04年夏にレベル1ジャッジになって国内GPのサーキットを始めて、この間、2~3回しかジャッジ参加していないイベントはないわたしですが、未だに、スロープレイの警告を出すことには聊かの躊躇があります。
注意レベルでの「プレイが遅いです」と云う言葉はかなり発してきましたが、実際に警告を出したことは、わたし自身は数えるほどしかないのが実情です。
ひとつには、「自分よりかなりプレイスキルの高い筈のプロが悩んでいる盤面は、実際に難解なのだろう」と思ってしまうという心理もあります。
少なくともわたしには。
実際には、競技MTGは、制限時間(多くの場合、1ラウンド50分)の間に
3本のゲームを終了させることが適性時間であり、その時間に3本のゲームが終わるようにプレイする義務がプレイヤーにはあります。
その一方で、MTGは思考と読み合い、駆け引きのゲームであり、相手よりより時間をかけて考えれば最適解に辿り着けると云う本質を持っています。
相手より時間をかけて考えることにより、自分を有利にし、さらに相手の考える時間を奪っているとの考え方もできます。
将棋と云うゲームが、時計を使ってそれぞれの棋士の思考時間を制限していることからもそれは理解できると思います。
MTGは将棋に比べるべくも無く複雑な優先権のパスと云うシステムを持っており、そういった時間管理は事実上不可能なのですが、1プレイヤーに与えられた思考時間は同様の考え方によって理解されるべきだと思います。
その上で。
実際、数年前ですが、ジャッジ間で話題になったことがあります。
曰く、日本人ジャッジはなかなかスロープレイを取らないが、それによって海外に出たプレイヤーがいきなり感覚的に厳しくスロープレイを取られることによって困惑する、と云った様なことです。
これを機会にと言っては氏に対して失礼極まりないのだろうが、それでも、総てのプレイヤーが今いちどスロープレイという反則があるということを認識し、意識してゲームをしてもらえればと思う。
勿論、わざと遅いプレイをすると云う行為は反則どころかイカサマであり即DQを受けるものであることは言うまでもないと思います。
そして、今回のように運悪くそう認識されてしまえば、ヘッドジャッジによるDQと云う裁定は覆らないこと、そうならないためにも適切なスピードでプレイを進めることを心がけて欲しい。
今回改めて、わたし自身も、遅いプレイに対しては躊躇無く警告を発していこうと思いました。
わたし自身の認識も甘かったのだと突きつけられたような気がしています。
最後に、数年前の文章ですが、スロープレイの基準について、解り易いひとつの指針として、次の文書を紹介しておきます。
http://mjmj.info/data/docs/slowplay.txt
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