福岡で起こった、酒気帯び運転による追突事故とそれに伴って起こった児童水死事故について。些か想うところがあります。
まず、大前提として、酒を呑んで車に乗った人間が悪いことは絶対です。そして次に、私はこの文章を書く上で、現時点で知っていることのみを思考の原材料としています。そして、私がしたいのはいつも、事実を元に視点変換を促して、こういう考え方も出来るのではないか、と云う問題提起です。主張なら主張と、明確に記しているつもりです。
時々、こういった書くまでもないような常識を無視してまで的外れな批判・非難を繰り広げる輩が居るようなので。自分の顔も晒さずにね。
裁判になった場合、最大の焦点としてもめるだろう事柄が、容易に想像できてしまう。曰く、真の死因は何?と云うこと。
酒気帯びによる追突は遠因に過ぎない、海の上の道路として当たり前のようにちゃんとしたガードレールなどが整備されていれば、被害車は沈まず、結果として死者は出ていないと云う主張は充分成り立ちます。児童の死因は水死だそうですね。
子どもが3人も死んだというショッキングな事実を前にして、マスコミが視聴率的に都合のいいような決め付け報道を繰り返すことにより、物事の本質を見失うようなことが起きなければいいのですけれど。
そして、酒気帯び・飲酒運転は確かに悪です。飲酒は人体の反応速度を鈍らせ、過度のアルコール摂取は的確な判断能力も奪いますから。
でも、飲酒運転の罰則を強めるばかりでは、絶対に問題は解決しないと想われます。と云うよりも、酒気帯び・飲酒運転をする人間は、罰則強化では絶対に問題が解決しないことを知っています。彼らの殆んどは、常習者です。
誰だって、勿論常習犯である彼らだって、それが可能であればアルコールが入った状態での車の運転なんてしたくはないでしょう。ごく一部のクレイジーなドライブ好きを除けば。それでも、そうしなければならない、世間様から言わせれば”身勝手な”理由があるのです。
それは時間です。日本の住宅事情を考えて、更に公共交通機関と云うインフラを考えてみてください。
自分の例を引き合いに出すのも恐縮ですが、例えば繁華街で常識的に夜7時頃から呑み始めて10時頃に宴会が終わったとしましょう。私は、交通公共機関では、家に帰れません。私の自宅、一応ですが名古屋市内ですよ?
つまり、オフィスあるいはオフィス街=繁華街と、住宅との地理的な乖離と、そこを繋ぐ公共交通機関の貧弱さ。
関東圏、言ってしまえば東京23区とその周辺と云う特殊な環境を除けば、日本国内大体どこでも似たような環境なのではないでしょうか。インフラ整備が整っていないが故に、繁華街で呑んだら、車に乗らなければ家に帰れません。
更に悪いことに、日本のサラリーマンは忙しいです。残業もなく、夜7時から呑み始められるなんて、なんて天国でしょう。残業を何とかやっつけて、呑まなきゃやってられないよ、なんて状態で9時頃から呑み始めて、家に帰れませんよね。
通勤時の公共交通機関のあまりの使えなさから、自動車通勤をせざるを得ない人間が居ます。彼らでも、個人的なリフレッシュのみならず仕事上の付き合いとして飲酒は必要でしょう。タクシーを使えというのなら、タクシーを使うのに躊躇が必要ないぐらいの高給か、やはりタクシーを使うのに躊躇が必要ないぐらい繁華街に近い家に住めるような高給をよこせ、と云うのは偽らざる心情だと想うのだが、どうだろう。
後半部分は多分に私情が入ってしまったのですが、ちょっと、簡単に飲酒運転者を非難するだけでなく、考えてみてもらえればと想う次第です。
まず、大前提として、酒を呑んで車に乗った人間が悪いことは絶対です。そして次に、私はこの文章を書く上で、現時点で知っていることのみを思考の原材料としています。そして、私がしたいのはいつも、事実を元に視点変換を促して、こういう考え方も出来るのではないか、と云う問題提起です。主張なら主張と、明確に記しているつもりです。
時々、こういった書くまでもないような常識を無視してまで的外れな批判・非難を繰り広げる輩が居るようなので。自分の顔も晒さずにね。
裁判になった場合、最大の焦点としてもめるだろう事柄が、容易に想像できてしまう。曰く、真の死因は何?と云うこと。
酒気帯びによる追突は遠因に過ぎない、海の上の道路として当たり前のようにちゃんとしたガードレールなどが整備されていれば、被害車は沈まず、結果として死者は出ていないと云う主張は充分成り立ちます。児童の死因は水死だそうですね。
子どもが3人も死んだというショッキングな事実を前にして、マスコミが視聴率的に都合のいいような決め付け報道を繰り返すことにより、物事の本質を見失うようなことが起きなければいいのですけれど。
そして、酒気帯び・飲酒運転は確かに悪です。飲酒は人体の反応速度を鈍らせ、過度のアルコール摂取は的確な判断能力も奪いますから。
でも、飲酒運転の罰則を強めるばかりでは、絶対に問題は解決しないと想われます。と云うよりも、酒気帯び・飲酒運転をする人間は、罰則強化では絶対に問題が解決しないことを知っています。彼らの殆んどは、常習者です。
誰だって、勿論常習犯である彼らだって、それが可能であればアルコールが入った状態での車の運転なんてしたくはないでしょう。ごく一部のクレイジーなドライブ好きを除けば。それでも、そうしなければならない、世間様から言わせれば”身勝手な”理由があるのです。
それは時間です。日本の住宅事情を考えて、更に公共交通機関と云うインフラを考えてみてください。
自分の例を引き合いに出すのも恐縮ですが、例えば繁華街で常識的に夜7時頃から呑み始めて10時頃に宴会が終わったとしましょう。私は、交通公共機関では、家に帰れません。私の自宅、一応ですが名古屋市内ですよ?
つまり、オフィスあるいはオフィス街=繁華街と、住宅との地理的な乖離と、そこを繋ぐ公共交通機関の貧弱さ。
関東圏、言ってしまえば東京23区とその周辺と云う特殊な環境を除けば、日本国内大体どこでも似たような環境なのではないでしょうか。インフラ整備が整っていないが故に、繁華街で呑んだら、車に乗らなければ家に帰れません。
更に悪いことに、日本のサラリーマンは忙しいです。残業もなく、夜7時から呑み始められるなんて、なんて天国でしょう。残業を何とかやっつけて、呑まなきゃやってられないよ、なんて状態で9時頃から呑み始めて、家に帰れませんよね。
通勤時の公共交通機関のあまりの使えなさから、自動車通勤をせざるを得ない人間が居ます。彼らでも、個人的なリフレッシュのみならず仕事上の付き合いとして飲酒は必要でしょう。タクシーを使えというのなら、タクシーを使うのに躊躇が必要ないぐらいの高給か、やはりタクシーを使うのに躊躇が必要ないぐらい繁華街に近い家に住めるような高給をよこせ、と云うのは偽らざる心情だと想うのだが、どうだろう。
後半部分は多分に私情が入ってしまったのですが、ちょっと、簡単に飲酒運転者を非難するだけでなく、考えてみてもらえればと想う次第です。
コメント
飲んだ時のルールぐらいは守って欲しいというのは
贅沢な望みなんでしょうか?
ただ、居酒屋で3000円程度呑んで、タクシー代が10000円程度かかる状態は、呑む人間からすれば、躊躇しないほうがおかしいと想うわけですよ。
まぁ、件の事件は、その後の情報によって、私の中では同情の余地なし、殺人者に昇格されたのですが。