erom様、リンクありがとうございます。
過日の公認タイプ1以来、それ関係のリンクが増えてきてとても嬉しいです。私は大した情報発信はできませんが、大会を開いたりして可能な限りヴィンテージを盛り上げていきたいと想っていますので、よろしくお願いしますね。
さて。今日書きたいことは、そんなほのぼのしたことぢゃなくて。
大変なことになっていますね。新潟方面とか、イラクとか。
地震のことについて、あえて今まで触れなかったことには訳があります。やはり、思いつきで迂闊なことを書いて人を傷付けるような結果は招きたくないと云うことがひとつ。今回の場合は特に、洒落にもなりませんから。そして今ひとつ。より多方面から検証された正確な情報が欲しかったからです。
私が尊敬してやまないひとつの言葉があります。曰く、
「事実を知らずに判断を下すほど傲慢な行為はない」
さて、新潟の地震ですが、改めて大変なことになっていますね。初日に、40分ほどの間に震度6以上が3回。震度5以上の余震も多数。しかも数日後に再び震度6以上の余震。予てからの台風のこともあり、各地で酷い被害が出ています。
確か阪神の大地震の直後、イギリスの専門家はこう言いました。「日本は、どこに住んでいても、あの朝の阪神と同程度に危険だ。日本は人間が安全に住める土地ではない」と。まさにそれが証明された訳で。
こればかりは、いくら建物の耐震基準を強化しようがどうにかなる問題でもありません。もともと、今回の被災地区は豪雪地帯で、積雪に耐えるために家などかなり強固な造りになっていた訳でして。それでもこれだけの被害が出るということは、建物の強化と云う範囲では対策が追いつかないことの証明です。ついでに言うなら、人間が決めた基準を地震が守ってくれるなんて莫迦な話はないのです。
それ以上に私が想っていることは、やっぱり自衛隊は使えない、無能な集団だなぁと云うこと。自衛隊員を責めている訳ではないですよ、念の為。
地震から、5日経ちました。未だに水が足りない、食料が足りない、エコノミー症候群で死亡する人がいる、日が重なれば凍死者が発生しそうだ…事後の対応が悪すぎるのです。
異常事態で非常事態、仕方がないと想われるかもしれません。でも、私は私の視点からあえて問います。
自衛隊って、もともと、国内で戦争するためにある軍隊です。いろんな奇麗事は結構。本来の存在意義である自衛行動って、突き詰めれば、日本の国土内で戦闘行為に陥ることでしょう。そもそも、そうでなければ兵装は必要ありませんよね。で、国内で戦闘行為に陥る以上、戦場と化した地域は、すぐに今回の地震の被災地区のようにライフラインが壊滅するわけですよね。そこまで、戦略構想の前提の段階で明白なのに、その後の国民の生命を守る生活支援、或いは生存支援が手順としてしっかり確認されていない。だから、未だにみんな酷く不自由な状態に置かれているのです。
それに、以前から大騒ぎして、今年の夏頃に成立した筈の「国民保護法案」。有事の際に国民の安全を守る為の法案だった筈なのですが、今回まったく話題にすらなっていません。何の役にも立っていません。やっぱり、ただの「戦争したい法案」だったのね。
次にイラクの人質さん。
誤解を恐れずにひと言で斬るなら、莫迦だね、これに尽きます。どうも、今のところ寄せられている総ての証言が、ただの物見遊山で多数の方の静止を聞かずにイラクに入ったとしている訳で。
まぁ、酷い言い方をするなら、自業自得以前に、覚悟の上だったのでしょ、のひと言です。
ただ、もっとお寒いのは、お莫迦の総大将、小泉氏。さっさと、相手の要求を呑む気は一切なしと明言しましたね。非常にデリケートな交渉が必要なこういった緊迫した問題で、どうしてこういった考え無しの、莫迦なひと言を口にできるのか不思議で仕様がありません。このひと言は、あらゆる交渉の拒絶と同意味です。
一応、可能な限りの手を尽くして人質救出に全力を挙げるとは言っていますが、ある程度事情を知っている人間なら、それもまたただの莫迦話であることは明白です。そもそも、交渉窓口がないのですから。それに、首相の発言内容は、「交渉の余地無し」と云う意味の言葉でしたから、この時点で矛盾が生じています。
そして、以前の日本人の人質解放に、日本政府は全く無力でした。無事に開放されたのは、本当に、偶然と幸運に恵まれたに過ぎません。今回も、外交ルートを通じて、交渉ルートを確保しようとしている、そんな程度の段階。酷評するなら、転んで怪我をした子どもを抱えて、「誰かお医者様はいませんか」と周りに問うているような状態。
そして、確かに今回の人質は莫迦の見本のようなものですが。
これは、WaterForestの本心では在りませんが、こういった見方もできると云う一例。別に、誰がどこへ旅行に出かけようと自由です。そう、それこそ日本人がイラクに出かけることも自由で、だからこそ彼は彼の地にいます。だから、そこで戦闘やテロに巻き込まれて死亡することは本当に自業自得です。ただ、日本人であると云う理由で人質にされるのは、日本政府の外交、国際政治戦略の誤りが原因だと云う考え方です。日本がUSAに追従して、自衛隊を彼の地に駐留させていなければ、彼は安全に、満足にその物見遊山を終えて帰国できていたかも知れないのです。
国会議員始め一部の莫迦な奴等が自己責任論などを今回も吐くでしょうが、彼が人質になったこと、そのことについては日本政府は無責任ではないのです。
そして、いち早く自衛隊の撤退はないと明言した首相。彼の発言の一言一句を聞いて正確に分析すると、イラクの復興活動と云う名目でのUSA追従が、本来の義務である国民を守ると云うことよりも重要だと考えていることが明らかですね。
これで6人目の日本人人質。明らかに、日本の国益になっていないのにね。
地震で犠牲になった方の冥福を祈り、身近な方を失った人々の心の平安を、心より願います。
そして、人質となった方も無事解放されるよう願います。
…私、不信心者ですけれどね。それでも、こころから願います。
過日の公認タイプ1以来、それ関係のリンクが増えてきてとても嬉しいです。私は大した情報発信はできませんが、大会を開いたりして可能な限りヴィンテージを盛り上げていきたいと想っていますので、よろしくお願いしますね。
さて。今日書きたいことは、そんなほのぼのしたことぢゃなくて。
大変なことになっていますね。新潟方面とか、イラクとか。
地震のことについて、あえて今まで触れなかったことには訳があります。やはり、思いつきで迂闊なことを書いて人を傷付けるような結果は招きたくないと云うことがひとつ。今回の場合は特に、洒落にもなりませんから。そして今ひとつ。より多方面から検証された正確な情報が欲しかったからです。
私が尊敬してやまないひとつの言葉があります。曰く、
「事実を知らずに判断を下すほど傲慢な行為はない」
さて、新潟の地震ですが、改めて大変なことになっていますね。初日に、40分ほどの間に震度6以上が3回。震度5以上の余震も多数。しかも数日後に再び震度6以上の余震。予てからの台風のこともあり、各地で酷い被害が出ています。
確か阪神の大地震の直後、イギリスの専門家はこう言いました。「日本は、どこに住んでいても、あの朝の阪神と同程度に危険だ。日本は人間が安全に住める土地ではない」と。まさにそれが証明された訳で。
こればかりは、いくら建物の耐震基準を強化しようがどうにかなる問題でもありません。もともと、今回の被災地区は豪雪地帯で、積雪に耐えるために家などかなり強固な造りになっていた訳でして。それでもこれだけの被害が出るということは、建物の強化と云う範囲では対策が追いつかないことの証明です。ついでに言うなら、人間が決めた基準を地震が守ってくれるなんて莫迦な話はないのです。
それ以上に私が想っていることは、やっぱり自衛隊は使えない、無能な集団だなぁと云うこと。自衛隊員を責めている訳ではないですよ、念の為。
地震から、5日経ちました。未だに水が足りない、食料が足りない、エコノミー症候群で死亡する人がいる、日が重なれば凍死者が発生しそうだ…事後の対応が悪すぎるのです。
異常事態で非常事態、仕方がないと想われるかもしれません。でも、私は私の視点からあえて問います。
自衛隊って、もともと、国内で戦争するためにある軍隊です。いろんな奇麗事は結構。本来の存在意義である自衛行動って、突き詰めれば、日本の国土内で戦闘行為に陥ることでしょう。そもそも、そうでなければ兵装は必要ありませんよね。で、国内で戦闘行為に陥る以上、戦場と化した地域は、すぐに今回の地震の被災地区のようにライフラインが壊滅するわけですよね。そこまで、戦略構想の前提の段階で明白なのに、その後の国民の生命を守る生活支援、或いは生存支援が手順としてしっかり確認されていない。だから、未だにみんな酷く不自由な状態に置かれているのです。
それに、以前から大騒ぎして、今年の夏頃に成立した筈の「国民保護法案」。有事の際に国民の安全を守る為の法案だった筈なのですが、今回まったく話題にすらなっていません。何の役にも立っていません。やっぱり、ただの「戦争したい法案」だったのね。
次にイラクの人質さん。
誤解を恐れずにひと言で斬るなら、莫迦だね、これに尽きます。どうも、今のところ寄せられている総ての証言が、ただの物見遊山で多数の方の静止を聞かずにイラクに入ったとしている訳で。
まぁ、酷い言い方をするなら、自業自得以前に、覚悟の上だったのでしょ、のひと言です。
ただ、もっとお寒いのは、お莫迦の総大将、小泉氏。さっさと、相手の要求を呑む気は一切なしと明言しましたね。非常にデリケートな交渉が必要なこういった緊迫した問題で、どうしてこういった考え無しの、莫迦なひと言を口にできるのか不思議で仕様がありません。このひと言は、あらゆる交渉の拒絶と同意味です。
一応、可能な限りの手を尽くして人質救出に全力を挙げるとは言っていますが、ある程度事情を知っている人間なら、それもまたただの莫迦話であることは明白です。そもそも、交渉窓口がないのですから。それに、首相の発言内容は、「交渉の余地無し」と云う意味の言葉でしたから、この時点で矛盾が生じています。
そして、以前の日本人の人質解放に、日本政府は全く無力でした。無事に開放されたのは、本当に、偶然と幸運に恵まれたに過ぎません。今回も、外交ルートを通じて、交渉ルートを確保しようとしている、そんな程度の段階。酷評するなら、転んで怪我をした子どもを抱えて、「誰かお医者様はいませんか」と周りに問うているような状態。
そして、確かに今回の人質は莫迦の見本のようなものですが。
これは、WaterForestの本心では在りませんが、こういった見方もできると云う一例。別に、誰がどこへ旅行に出かけようと自由です。そう、それこそ日本人がイラクに出かけることも自由で、だからこそ彼は彼の地にいます。だから、そこで戦闘やテロに巻き込まれて死亡することは本当に自業自得です。ただ、日本人であると云う理由で人質にされるのは、日本政府の外交、国際政治戦略の誤りが原因だと云う考え方です。日本がUSAに追従して、自衛隊を彼の地に駐留させていなければ、彼は安全に、満足にその物見遊山を終えて帰国できていたかも知れないのです。
国会議員始め一部の莫迦な奴等が自己責任論などを今回も吐くでしょうが、彼が人質になったこと、そのことについては日本政府は無責任ではないのです。
そして、いち早く自衛隊の撤退はないと明言した首相。彼の発言の一言一句を聞いて正確に分析すると、イラクの復興活動と云う名目でのUSA追従が、本来の義務である国民を守ると云うことよりも重要だと考えていることが明らかですね。
これで6人目の日本人人質。明らかに、日本の国益になっていないのにね。
地震で犠牲になった方の冥福を祈り、身近な方を失った人々の心の平安を、心より願います。
そして、人質となった方も無事解放されるよう願います。
…私、不信心者ですけれどね。それでも、こころから願います。
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